［2015］中部女子ｼﾆｱ・ｸﾞﾗﾝﾄﾞｼﾆｱ 成績表・記事
2015.06.09
第15回中部女子シニアゴルフ選手権競技
第2回中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技
2015年6月9日（火）
会場／三重カンツリークラブ
距離／5711ヤード、PAR72
参加人数／女子シニア 80名（うち欠場4名）
女子グランドシニア 58名（うち欠場2名）
天候／雨のち曇り
中部女子シニアゴルフ選手権競技・・・
中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技・・・
阪本知子選手（レイク浜松）が6年ぶり4回目の女子シニア栄冠。
女子グランドシニアは、3人のプレーオフを制し、後藤婦美代選手（各務原）が初優勝
中部地方も梅雨入りが発表され、昨夜から激しく雨が降った三重県菰野町・三重カンツリークラブで、第15回中部女子シニア、第2回中部女子グランドシニアが開催されました。
雨がまだ残っていた朝方は、バンカーにも水がたまるほどで、選手たちには過酷な状況。それでも、60歳以上のグランドシニアたちからのスタートはスムーズ、徐々に小雨になり、曇りとなって、第1組がホールアウトしたのが12時頃。次々に順調に競技は進行しました。
★女子シニアは、阪本選手が７６ストロークで、久しぶりの勝利
女子シニアは、5組目が終わった時点で、花井正子選手（新南愛知）、寺澤美保子選手（法仙坊）、大村洋子選手（春日井）の3人が78ストロークで並び、グランドシニア同様にプレーオフかと関係者も準備に余念がなかったのですが、インスタート7組目の阪本選手が76でホールアウト。その後、76を上回る選手が現れず、阪本選手が6年ぶり4回目の優勝を手にしました。
★女子グランドシニアは、3人のプレーオフに
今回で2回目となる女子グランドシニアは、昨年より22人多い80人が出場。その結果、83ストロークのホールアウトした篠田冨美子選手（伊勢中川）、北原治美選手（名古屋グリーン）、後藤婦美代選手（各務原）の3人のプレーオフとなりました。プレーオフは1番H(326Y、パー４)の繰り返し。ここは、ティーグラウンドから緩やかな上りのホール。くじ引きにより、後藤、北原、篠田選手の順に1ホール目がスタートしました。第1打は、後藤選手が左ラフ、北原選手と篠田選手はフェアウェイ。第2打は、後藤選手と北原選手がグリーン手前。篠田選手は奥のバンカーに突っ込んでしまい、そこから寄せましたが、2パットでダブルボギーとしました。そして、篠田、北原選手はともに寄せて1パットのボギーとし、この時点で篠田選手が脱落。
プレーオフは2ホール目に。後藤選手はフェアウェイから残り160Yの第2打、北原選手はフェアウェイから残り140Yを、同じようにグリーン左ラフまで運びました。そこからのアプローチ合戦。先に打った北原選手のボールはピン横を抜け、3メートル強オーバー、それを見て後藤選手は58度で絶妙アプローチを放ち、1メートルにつけました。1ホール目で長めのパットを決めた北原選手のパッティングに視線が集まりましたが、残念ながら、今回は入らずボギー、一方、後藤選手はしっかりとパーパットを決め、ここで決着。ボールを拾い上げ、大きく右手を上げた後藤選手。63歳の初優勝が決まりました。
★シニアとグランドの総合順位により、上位20人が日本女子シニアの出場権を獲得
今年から、日本女子シニア地区ブロック競技がなくなり、この競技から日本女子シニアへの出場権が得られることになりました。
中部女子シニア、女子グランドシニアを合わせた総合成績により、上位20人が出場権を獲得しました。日本女子シニアゴルフ選手権競技は11月5日（木）6日（金）に富山県の呉羽カントリークラブ・日本海コースで開催されます。
＜インタビュー＞
女子シニア 優勝
阪本知子選手(レイク浜松） 76=37 39
2007年から09年まで中部女子シニアを３連覇して以来、6年ぶり４回目の勝利となった。阪本選手は、「あれからJGAの仕事やら家のことやらで忙しく、自分のゴルフに専念する時間が取りづらくなってた」と久しぶりの優勝を喜んだ
。
スタートの１０番Hで、第１打をいきなりチーピン、左の松林から３打目を１ピンにつけ、根性で(!)入れた。「林キンコンが何度もありましたけど、ダブルボギーがなかったのがよかったかな。それに、１2番Hで８０センチのバーディパットを外して思ったんです。今日は、いい加減な打ち方だと入らないなと。それから短いパットも慎重に打ちましたよ」。
今年の誕生日が来ると５９歳。いまは、ナショナルチームの女子監督として、選手とともに海外試合に出かけることが多い。最近もネイバーズで韓国へ、クィーンシリキッドで香港へ、超多忙な日々である。「もう来年はグランドですよ~」と笑う阪本選手。日本女子シニアでの活躍を期待していま~す
