[2015]中部小学生(本戦)成績・記事
2015.08.03
第9回中部小学生ゴルフ大会(本戦)の競技成績・記事を掲載します。
競技日程:8月3日(月)
競技会場:三好カントリー倶楽部(東コース)
距離:5660ヤード、PAR72
参加人数:男子35名、女子22名
男子は湯原光選手(赤見小6年)、女子は杉浦愛梨選手(吉浜小6年)。
ともに2アンダー70で優勝
連日の猛暑が続く三好カントリー倶楽部(東コース)で、今年も中部小学生ゴルフ大会が行われました。
愛知、岐阜、三重、北陸の4地区から勝ち上がってきた男女57人(特別推薦は85ストロークまで)が、朝8時からアウトインからスタート。今回も、中部アマゴルフ研修会の有志がキャディバッグ運搬係として、各組のカートの運転を引き受けました。
小学生といえど、ゴルフのスキルは大人顔負け。柔軟な身体を存分に使うスイング、思い切ったパッティングなど随所に感性豊かなゴルフを展開していました。
競技は、順調に行われ、女子の部が最初に終了、2アンダー70の杉浦愛梨選手(高浜市立吉浜小6年)が 初優勝。2位にはイーブンパー72の横山栞子選手(春日井市立篠原小6年)が続きました。
3組多い男子の部が終了したのは午後2時前、最終組の湯原光選手(一宮市立赤見小6年)が優勝に花を添えるバーディでホールアウトしました。
9月22日(火)に千葉県の森永高滝カントリー倶楽部で開催される全国小学生ゴルフ大会への出場権は、男子6名、女子4名。男子はタイが生じたためマッチングスコアカード方式で、出場権が決められました。
<男子>敬称略
優勝:湯原光(赤見小6) 70=35、35
2位:藤本竜之進(羽根井小6) 74=37、37
3位T:加藤大智(丈山小6) 77=39、38
3位T:近藤港(大口西小6) 77=38、39
5位T:安田和真(苗代小5) 78=39、39
5位T:松岡龍希(大垣北小6) 78=39、39
<女子>敬称略
優勝:杉浦愛梨(吉浜小6) 70=34、36
2位:横山栞子(篠原小6) 72=37、35
3位:田中こころ(市橋小6) 75=38、37
4位:神谷そら(土岐津小6) 77=39、38
<インタビュー>
男子の部
優勝
「三好のグリーンは苦手・・・、でも勝てて良かった!!」
湯原光(一宮市立赤見小6) 70=35、35
最後の18番Hは8メートルのバーディパットだった。「あれは、気合で入れました。2アンダーにしたかった」と湯原選手。「でも、7回もバーディパットを外しているし、ここのグリーンは苦手です。傾斜と目の両方を見ないといけないから、よくわからない。今日も後半はパーオンしてたから、もっと入れたかった」。それでも、今日は4バーディ2ボギー。立派な内容である。
中部小学生は4年生から連続出場、昨年は5位Tで全国大会に行き9位タイと健闘している。そして、最終学年となった今年、ついに優勝を手にした。実は前日2日に明世CCで開催のJJGA予選でも優勝。スコアも同じ70だったとか。多くのジュニア選手と同様に、湯原選手も小学1年生からさまざまな競技に参加、すでに競技歴は6年というベテランジュニアである。
何が得意?と質問すると、「特にない。アイアンもアプローチもパットも普通だと思う」。じゃあ、目標は?「2メートル以内のパッティングを確実に決めることかな」と湯原選手はちょっぴり大人っぽくなった口調で話した。藤田寛之プロが大好きな湯原選手、全国大会ではバーディをたくさん取って活躍できますように。
女子の部
優勝
ベストスコアで、初タイトル
杉浦愛梨(高浜市立吉浜小6) 70=34、36
初めてマークした2アンダーだった。それまでのベストは73だから、一気に3打も縮めた、しかも公式競技での快挙となった。「すごくうれしい!!」。5バーディ3ボギーの内容について、「5メートルが入ったり、1メートルに寄ったりと、パットもショットも良かった」と杉浦選手はやや緊張気味ながら笑顔で答えた。
4歳の幼稚園児の頃、兄の悠太くんの練習についていってゴルフを始めた。小4からは大府市のETGAでレッスンを受け、練習を重ねている。この大会の予選会となった愛知県小学生大会で優勝、さらに、男子優勝の湯原選手と同じく、昨日2日に開催されたJJGA予選(明世CCで開催)でも優勝している。
自他共に認めるライバルは、横山栞子選手(春日井市立篠原小6年)。横山選手は小学生女子ながら260ヤードを軽々と飛ばす豪快なヒッター。方や、杉浦選手は200ヤードだが、得意なパッティングで飛距離をカバーするのだから、ゴルフは面白い。杉浦選手の次の目標は、全国小学生ゴルフ大会だ。初めての大舞台に向けて、「5位以内に入りたい!!」。(写真右:杉浦選手、右:横山選手)