[2015]中部インタークラブ(本戦)成績・記事
2015.10.23
第45回中部インタークラブゴルフ競技(本戦)の競技成績・記事を掲載します。
日程:10月23日(金)
会場:伊勢カントリークラブ
距離:7039ヤード PAR72
参加人数:25倶楽部(150名)
天候:晴れ
7回目出場の岐阜稲口GCが初優勝
2位の豊田CCとは同スコア、※勝負!
優勝の岐阜稲口GC
気持ちよく晴れた秋空のもと、加盟倶楽部最大のお祭りともいえる中部インタークラブ本戦が行われました。会場は、井上誠一氏設計の伊勢カントリークラブで、今年で開場50年目を迎える歴史のあるコース。砲台グリーンで、距離のあるホールが多く、正確なショットやアプローチが求められる18ホールが続いています。
朝7時10分のティーオフにあわせ、参加25クラブの選手および関係者が会場に集結。会場は熱気に包まれました。どのクラブもそれぞれにお揃いのユニフォームで団体戦ならではの団結力をアピール。競技は、選手6人のうちの上位5人の合計スコアで競われ、同スコアの場合は、6人目のスコア、それでも同じ場合はチームのベストスコアによって決定されます。また、今年からアドバイザーは1チーム2人まで認められることになりました。
コースそのものの難しさに加え、ピンポジションも厳しい所に切られた今回。使用グリーンはBグリーン。スティンプ10フィート。午後からは風も出てきて、各地区予選を突破した選手たちといえど、かなり手こずった様子でした。「個人戦と違って、団体戦だから、無理な攻め方は避けるよ」「安全なルートを狙うと、どうしても距離が残るからね、アプローチが難しいホールが多くて、すぐにボギーになってしまった」「パッティングも慎重になるから、お先に、はなかなかできなかった」など、プレー時間も遅れ気味となり、第1組のホールアウトは午後1時半近く、最終組は午後4時半過ぎになりました。
選手が一人ホールアウトするたびに、順位が入れ替わり、クラブ関係者が一喜一憂する姿は今年も変わりません。ラスト2組が残った時点で、豊田CCが4人ホールアウトしてトップ、岐阜稲口GCが6人終わって2位でしたが、豊田CCの残り2人が上がって、上位5人の合計ストロークがともに400で同スコア、勝負は6人目のスコアとなり、岐阜稲口GCの初優勝が決まりました。岐阜稲口GCは7回目の出場でした。また、メダリストは、75ストロークの榊原吉規選手(知多)で2回目の受賞となりました。
写真左:2位の豊田CC、右:3位の朱鷺の台CC
今大会には、4地区予選に151クラブ906人が参加。予選を通過した23クラブと昨年優勝の富士C可児C、会場の伊勢CCの計25クラブが出場しました。初出場はグリーンヒル瑞浪GCで24位。最多出場35回目の呉羽CCは19位。それに続く34回目の出場となるのが惜しくも優勝を逃した豊田CCと、東名古屋CCで20位。2003年から14回連続出場し、記録更新中の名張CCは22位。また、富士C可児Cは3連覇はならず15位に終わりました。
今回も、インタークラブ本戦出場クラブは練習ラウンドも含め、2〜3日間をチームで行動をともにしています。大会前日はクラブ関係者も合流し、美味な会食を開催するクラブも多いようでした。選手の中には「美味しい食事とお酒をつい食べ過ぎ飲み過ぎちゃって・・・思うようなスコアが出せなかった・・」とスコアがよくなくても、和気あいあいな雰囲気で盛り上がって、加盟倶楽部のお祭りと言われるインタークラブならではの光景でした。
<インタビュー>
6人全員で勝ち取った、初優勝
優勝
岐阜稲口ゴルフ倶楽部 400
山藤晋吾 76=40、36
水野貴之 84=42、42
奥村政之 84=44、40
加藤浩 79=40、39
野村吉宗 84=41、43(※)
三浦吉 77=39、38
本戦出場7回目で初の優勝を手にした岐阜稲口GC。70台が3人、84が3人と安定したスコアをマーク。同スコアの場合、※印はカード提出の遅い方になるという競技規則で野村選手についたが、その6人目のスコアにより、優勝を手にしたのだから、大切な役割を果たしたと言えよう。キャプテンを務める56歳、野村選手は「26年目でようやく初優勝、嬉しいです。今年から山藤選手が加わって、チーム力がアップしたので、5位以内には入るんじゃないかと期待していました。団結力も強かったです」。エースの山藤選手は「今年からこのチームに入れてもらったことと、会社と家族に感謝しています。実は岐阜予選のとき、アテストで名前を書き忘れて失格したんです。それを挽回できてよかった」。加藤選手は「うれしいのひと言。団体戦はみんなで一緒になって、かみあわないと勝てない。以前、5人目まで1位で、最後に負けた経験があるんですが、今回は勝てる気がしていました」。三浦選手は「前半の途中で、カートが壊れて1時間ほど待つというアクシデントがあってバタバタしましたが、なんとか及第点かな」。奥村選手は「※印は僕か野村さんかわからないけど、6人目も大事な存在だってことですよね」とニコリ。水野選手は開口一番「ゴルフをやらしてもらっている家族にとても感謝しています。それが何よりのことです」と、チームみなの気持ちを笑顔でまとめた。そして、監督の三谷邦典さん(72歳)は、「例年は6月頃から取り組むのですが、今年は2月から練習などをはじめました。狙ってできるわけじゃない、岐阜予選は4位でしたが、みんなが力を出してくれたからの結果。本当にうれしいです」と感無量の様子だった。
惜しくも涙
2位
豊田カントリークラブ 400
三浦宗樹 78=38、40
長嶋篤 79=39、40
宮崎洋平 80=42、38
三宅光男 87=45、42(※)
小林利治 81=40、41
伊藤猛 82=42、40
前半38と後半も期待された宮崎選手は「前半の最終18番H(556Y、パー5)で左のバンカーにいれ、グリーン奥に落とし、ダブルボギー。緊張していたのかな、つっこんでしまった。後半もよくなかった」とプレーを振り返った。「朝はバーディスタートでいい感じでしたが、すぐに5連続ボギーをたたいてしまい、70台で回れたのでホッとした。みんな、昨日の練習ラウンドよりいいスコアで上がったと思う」と語ったのは三浦選手。「途中まで勝てると思っていたけど残念でしたわ。でも、みんな頑張ってくれました」とアドバイザーの小野田篁さんは、選手たちをねぎらった。
また、監督兼アドバイザーの吉田勇蔵さんは競技終了後の日曜日に気持ちを次のように語った。「今も残念でたまりません。監督の責任ですね。1打を大切にしていこうと、話していたんですが、コースの難しさもありますし、選手たちにプレッシャーをかけ過ぎることはできませんし・・・、みんな頑張ってくれました。来年にもう一度頑張っていきますよ」。吉田さん自身も25年以上インターの選手として活躍し、5年前から監督になった。68歳。
悲願の初優勝にあと一歩
3位
朱鷺の台カントリークラブ 403
源野智紀 86=47、39(※)
湯澤秀和 79=39、40
堀秀樹 80=41、39
西井洋樹 85=41、44
野村昭一 77=40、37
谷口公明 82=44、38
「優勝!の一文字で伊勢カントリーに来ましたが、コースは難しかったですね。3位も無理なのでは、と思ったので、滑り込めて良かったです。これまで、2位が2回、3位も2回目になりました。どうしても優勝に届きませんねえ。来年は北陸、芦原GCで本戦があるので、みんなで団結して頑張りたいと思います」と、アドバイザーを務めた島田崇さんがチームを代表して、今日を振り返った。
メダリスト
「最後にトリを打っちゃいました」
榊原吉規選手(知多) 75=40、35
ただひとり、75をマークして、榊原選手が2度目のメダリストに輝いた。インからのスタートで順調なゴルフを展開、一時2アンダーまでスコアを伸ばしたが、後半の7番H(389Y、パー4)で、「右は危ないからと気にかけたら、左に落としてしまって、そこからのアプローチが反対側に行ってしまい、トリプル。今日はピンポジも難しかったし。疲れました」。チームは410で6位だった。
<フォトギャラリー>
呉羽カントリークラブ 419 19位
名四カントリークラブ 406 4位
名張カントリークラブ 425 22位
知多カントリー倶楽部 410 6位
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【16:30】激戦を制し、岐阜稲口GCが初優勝。\(~o~)/
【16:13】暫定首位が岐阜稲口に。
【15:55】暫定首位が豊田CCに。速報画面に釘づけのワンショット。
【15:45】成績速報は15:35をもって一旦終了。最終結果は夕刻にアップの予定。
【15:35】【15:05】【14:50】【14:30】【14:00】【13:25】成績速報更新。以降、適宜更新。
【12:50】砲台グリーンと吹き始めた風に選手は苦戦の模様。8Hグリーンのワンショット。
【11:30】一般の部10組が18H。18Hのギャラリーの様子のワンカット。
【11:20】現状、約1時間の遅れ。1組目のHOは13:00頃の見込み。
【10:00】天気も良く、ますます熱が入ってきました。
【8:40】競技進行状況は、1番スタート(50代の部)がやや遅れ気味
他方、10番スタート(一般の部)は順調に推移
【8:30】応援団もぞくぞく詰めかけ・・・
【7:10】定刻に熱戦の火ぶたが切られました。