[2015]佐々部杯1R成績/2Rスタート表
2015.11.26
第37回佐々部杯ゴルフ選手権競技1日目の成績と記事、明日のスタート表を掲載します。
第37回佐々部杯ゴルフ選手権競技
2015年11月26日(木)・27日(金)
会場/春日井カントリークラブ(西コース)
距離/6943ヤード PAR3
参加人数/122名(うち欠場5名)
天候/第1日:雨のち晴れ
初日トップは2アンダー70。
41歳、福岡選手(芦原)と15歳、冨田選手(飛騨。高山)が並ぶ
中部ゴルフ連盟主催競技の最終を飾る佐々部杯、CGA加盟倶楽部の倶楽部チャンピオンがキングオブチャンピオンを目指す戦いが幕を開けました。
今年の舞台は、愛知県・春日井カントリークラブ(西コース)。昨日からの雨が残り、モヤも濃く、冷たい朝となった第1日でしたが、11時頃には雨も上がり、次第に晴れ間ものぞく天候に。早いスタートの選手たちにはなかなかに厳しい状況だったようです。
どの選手もクラブチャンピオンだけあって、スタートを待つ選手たちの顔はどことなく誇りに包まれた感じで、さすが佐々部杯という雰囲気がコースに漂っていました。
第1組のホールアウトは12時3分と、すこぶる順調。プレーのペースは文句なしでしたが、スコアはみな苦戦したようで、アンダーパーは2人。41歳の福岡康文選手(芦原)と、ディフェンディンングチャンピオンの中学3年、冨田幸暉選手(飛騨高山)ともに2アンダー70をマークしました。
首位に続くのは、3打差73で、池田佳弘選手(中仙道)、増田和茂選手(タートルエース)、後藤繁生選手(明智)、中山絹也選手(リオフジワラ)の4人です。
中学2年生から72歳まで揃った今年の出場選手の話題は、何といっても、2年ぶりに誕生した女子のクラブチャンピオン、河北さやか選手(東海)です。河北選手は、38歳、2児のママですが、今回は2007年の佐々部杯チャンピオンであるご主人の実さんと夫婦で出場となりました。今日は、さやか選手は84で78位タイ、実選手は75で14位タイ、2人そろって明日の決勝に進みます。
第1日の競技の結果、87ストロークまでの102人が明日の決勝ラウンドに進みます。
明日は朝7時30分から、アウト、インからのスタートとなります。
<インタビュー>
2アンダー70 首位
「ようやく調子が上向いてきて、すごくうれしい」
福岡康文選手(芦原) 70=37、33
中学3年生の首位で第1日目が終わるかと思われた時にホールアウトしてきたのが福岡選手だった。前半を2バーディ1ボギー1ダブルボギーで後半に入ると、10H、14H、15Hでバーディを奪い、堂々の2アンダーでフィニッシュした。「アイアンがよかったことと、ドライバーを思い切り振れたことですね。去年からのどん底不調からようやくここまで来れた、というか、久しぶりのスコアにとても喜んでます。よかった」と本当にホッとした様子。聞けば、去年の日本アマで32位になった直後に首ヘルニアを患い、競技を断念。治療とリハビリの後、復帰したものの、まっすぐ300ヤードまで飛ぶようになったスイングが、曲がる球しか出ないというどん底になってしまったのだとか。「ゴルフで涙を流したのは初めてだった。それくらいダメでしたね。ここまで戻れたのは、練習です、それしかなかった。明日はどうなるかわからないけど、最善を尽くします!」。
昨年に続く連覇となるか!!
冨田幸暉選手(飛騨高山) 70=35、35
3バーディ1ボギーの内容には「インからスタートして、2,3メートルのバーディパットが決まらず、そのうちに13番でボギーとなり、流れが悪くなってきたんですが、17H、18Hを連続バーディとれて、持ち直せました。後半はパーオンできなくて、パーセーブばかりでしたが、アプローチとパターでしのげたのがよかった」。中学2年の昨年、佐々部杯の覇者となった冨田選手は、今年のCGA強化育成指定選手として、宮崎合宿や、強化トレーニングに目下励んでいる。「明日は連覇を気にしないで、プレーに集中したいと思います!!」。写真左が冨田選手。右は、今回最年少出場の中学2年、黒田智之選手(美岳)。
夫婦で佐々部杯出場を実現
河北さやか選手(東海) 84=41、43 (78位タイ)
河北実選手(東海) 75=38、37 (14位タイ)
「今日はボロボロ。雨で飛ばなくて、届かない。全部よくなかったですね」と思うようにいかなかった1日目を振り返ったさやか選手だが、最終9番H(444Y 、パー4)では、第3打をピン右30センチにピタリと止める鮮やかなショットを披露するなど、同組の選手からも「ものすごくうまい、アプローチもパットも素晴らしい!」とベタ褒めされていた。
今回の出場は、実は、夫の実選手が勝手に東海CCの倶楽部チャンピオン戦に申し込んだことから始まった。というのも、実選手は2007年の佐々部杯覇者のため、10年シードがある。そこで、「一緒に佐々部杯に出ようよ。そのために、クラチャンに挑戦したら?」と“軽い洒落”のつもりだったのだという。はじめはびっくりしたさやか選手だが、どうせなら取ってみたい、と練習を開始。その結果、3日間で4ラウンドの競技を2位と3打差で制してしまったのだ。なんとも、強い2児のママ!!「精神力が普通じゃない」と絶賛するのは実選手。中部ゴルフ界では知らない人はいない春日井修さんと恵子さん夫妻の長女で、幼いころからゴルフを覚え、愛大ゴルフ部で出会った実さんと結婚。ママになってから、2010年の日本女子ミッドのチャンピオンにも輝いているスーパー素晴らしいゴルファーなのです。今年は久しぶりに出場した愛知県女子ミッドアマでも2位に13打差で圧勝。出場するたびに周りを嬉しい驚きに包みこんでくれます。
一方、実選手もCGA競技委員の河北信章氏の二男であり、まさに絵にかいたようなゴルフ一家。明日の決勝では、どんな展開が待ち受けているでしょうか。夫婦対決も注目されるところです。
70歳を超えて、クラブチャンピオン
青山八朗選手(三鈴) 85=44、41 (82位タイ)
最年長72歳でクラチャンに輝き、出場した青山選手。「18ホールは回ってきたよ」と苦笑いの青山選手だったが、明日の決勝ラウンドに進出する。
佐野俊正選手(愛岐) 88=43、45 (103位タイ)
青山選手と同じく72歳でチャンピオン戦を勝ち抜いた佐野選手。「クラブでの試合は、周りが崩れちゃったんですよ。今日は、この雨で、転がりもないし、グランド世代にはちょっとつらかったですね」。72歳。
野中義彦選手(さくら) 92=43、49 (115位)
「今日は、ひとホールで9とか10とか・・・とにかくいっぱいたたいてしまった」。野中選手は今年12月で70歳を迎えるグランドシニア。
中学生は4人出場
今年出場した、中学生は、首位に立った冨田選手、同組で回った中2の黒田選手、さらに中3の服部雅也選手(葵 写真左)、中川拓海選手(名倉)の4人です。
☆★今日の風景☆★
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【13:26】暫定首位は富田幸暉選手(飛騨高山)で70。
【11:30】時折晴れ間が・・・。
【8:19】欠場は5名。競技は順調に進行中。下の写真は紅一点・河北選手ほか。
【7:15】朝から冷たい雨、気温も低いなかで、定刻にスタート。欠場は5名。