[2012]中部アマチュア(第2日)
2012.05.30
第45回
中部アマチュアゴルフ選手権競技(第2日)
開催日/平成24年5月29日(火)~6月1日(金)
会場/四日市カンツリー倶楽部
距離/7305ヤード PAR72
参加人数/162名
天候/第2日=晴れ
【第2日】
小野田選手、首位譲らず(4打差)。
決勝進出へ、カットライン上では大混戦
昨日とは、打って変わって気持ちの良いゴルフ日和。全体にスコアが伸びました。昨日、首位の小野田享也選手(グランディ浜名湖)は、ベストスコア68を出して2位小木曽喬選手(富士可児)に4打差をつけました。光田智輝選手(明智)は73でかろうじて3位を維持。
上位3人に肉薄したのが飯田耕正選手(ジャパンクラシック)。若手3人へどこまで食い下がるか、3日目が楽しみです。
第2日のギャラリーの関心事は決勝進出者のカットライン。80位タイがカットラインですが、線上の選手が生き残りをかけて猛ダッシュ、結局74位タイが11人出て158ストロークまでが第3日・決勝進出を果たしました。中でも本大会の年長3番目の青木武人選手(四日市)は、ホスト倶楽部からただ一人決勝へ残りました。しかも10年ぶりの予選を勝ち抜いての中部アマ本戦出場です。
最年少は、中学1年生の田中伸乃輔選手(平尾)、中部オープンへ闘志満々のゴルフで24位と健闘しています。
決勝2日間で日本アマチュアと中部オープンの出場権獲得選手が決まります。
今年の日本アマチュアゴルフ選手権競技は、奈良国際GC(7月3-7日・火-土)で開催され、本競技の上位15名に出場権が与えられます。中部オープンゴルフ選手権競技は愛知県・南山CC(8月29―31日・水-金)で開催され、本競技の35名に出場権が与えられます。
<インタビュー>
通算5アンダーで一気に飛び出した
小野田享也選手(グランディ浜名湖:日大3年) 139=71、68(33、35)1位
爆発的なスコアがなかなか出ない今回の中部アマで、ようやく4アンダー68をたたき出したのが小野田選手だった。6バーディ2ボギーの鮮やかな内容だが、本人はまだ渋い顔。「調子はまだよくなってない。先週の大学団体戦もよくなかったし、戻ってこないですね。ショットは6割ほどの出来。引っかけが出るから、スタンスを少しずらして調整してしのぎました。パットがよかったから、助かりました」。それでも4アンダーなのだから、お見事!! 筋肉をつけることで腰痛再発を予防(?)しているのだとか。腹筋、背筋などを鍛えるためのストレッチトレーニングは毎日欠かさず行っている。これまで日本アマには2回の出場。落ち着いた好青年が、いよいよ頂点をめざす。
第2日のアンダーパーは、他にも5人。そろって、1アンダー71だった
飯田耕正選手(ジャパンクラシック) 146=75、71(33、38)4位
ベテランが一日遅れて、動き出した。「インからのスタートでしたけど、前半は今ひとつ。後半に入って、バーディが先行したんで、気持ちよく回れました。トップに離されないように残りの2日間をいきます」。
岡崎錬選手(中部日本パブ:美濃加茂西中2年) 147=76、71(36、35)5位タイ
中学生ながら、堂々のアンダーパーをマークした錬クン。スタートホールの1番H(555Y、パー5)でバーディをとるも2番H(370Y、パー4)でボギー、その後もバーディの後にボギーで前半を36とした。後半はボギースタートだったが、すぐにバーディで取り返し、さらに14番Hでバーディを奪って、結局4バーディ3ボギーの76。通算147で5位タイ通過となった。「今日はパットのラインがよく読めました。アプローチもよかった」と振り返った。今年は5月に開催された岐阜県ジュニアで優勝。この大会前には、師匠の坂田塾長とともに門下生の合同練習をした。ゴルフ歴は、すでに7年目となる。
相羽鉦弘選手(東名古屋) 149=78、71(36、35)14位タイ
先日45歳になったばかりの相羽選手は、公式戦で久々のアンダーパーでホールアウトした。「なにがいいというわけでもなかった。ピンチというピンチもなかったし。でも、強いて言えば、4番Hかな。それまで、1バーディ2ボギーで出だしが嫌な感じだったけど、そこで5メートルのパーパットを決めることができて、流れが変わったね」。
土本肇選手(いわむら) 150=79、71(36、35) 17位タイ
安富慎選手(愛知県連:栄徳高3年) 152=81、71(38、33) 26位タイ
決勝に進出した最年長は、10年ぶりの中部アマだった
青木武人選手(四日市) 154=79、75(37、38) 40位タイ
「ホームコースだから、ホスト役を果たせたようで、ホッとしてますよ」と青木選手。10年前の中部アマ以来、仕事やら年齢やらを理由に地区予選にも出なかった。ところが、今回の四日市CC開催となり、皆を誘って、地区予選に参加したのだ。出場選手の中で3番目の年長者だったが、決勝進出では最年長となった。いつもニコニコと穏やかな印象の青木選手は、「久しぶりの4日間競技だけど、のんびりとやっていきますわ」。
中学生、頑張る。初日42位から急浮上
田中伸乃輔選手(平尾:桜丘中1年) 151=77、74(39、35)24位タイ
昨日、上出来だったと語った伸乃輔クンが、またもや、上出来スコアを出した。バーディは3つ。パーオンしたところをすべてバーディとした。「今日はパット数が前半12、後半11でした。2、3メートルのは入ったし、よかったです」と笑顔満面。141cm、33kgとまだまだ小柄、ドライバーは200ヤードくらい、だから得意なアプローチでぐいぐいと攻めていく。小学校5年生のとき、世界ジュニアで3位に入賞経験がある。毎朝5時半に起きて、アプローチだけの練習を140球してから、通学しているという。予選を通過し、目標が少し上がった、。中部オープンの枠に入りたい!」。