[2012]中部インタークラブ本戦(成績表・記事)

2012.10.30

第42回 中部インタークラブゴルフ競技

開催日/平成24年10月30日(火)
会 場/能登カントリークラブ
距 離/7117Y PAR72
参 加/24倶楽部(参加人数143人)
天 候/雨

成績表………button_report_result


優勝は、呉羽カントリークラブ。

地元・北陸勢が上位5位までを、ほぼ独占

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北陸は、これから海の幸に賑わうグルメの季節です。日本海は、豊漁を歌うかのように力強い白波を海岸へ打ち寄せます。能登カントリークラブは、金沢から車で約一時間、半島の首筋あたりに位置するシーサイドコースです。
DSC02411s 今日は曇りから雨。競技が佳境に入る午後2時頃から土砂降りと強風。中部インタークラブ競技にとってはあいにくの天候でした。中部ゴルフ連盟198倶楽部の中から勝ち残った24倶楽部で競われるゴルフの団体競技本戦。“倶楽部のプライドをかけた戦い”は、コースの静寂とは裏腹に、選手や関係者たちの狂おしい熱気に包まれていました。
 勝利を収めたのは、呉羽カントリークラブ。2位朱鷺の台カントリークラブの猛追をかわし3打差をつけて雪辱の勝利を手中にしました。3年前、中部インタークラブ本戦会場は呉羽カントリークラブでした。「是が非でも」と開催会場クラブ優勝を狙った呉羽でしたが、地元でしかも同じ県内の魚津国際カントリークラブに勝ちとられ悔し涙を流しました。
 今回、その思いを北陸・能登で雪辱した呉羽、溜飲を下げるうれしい安堵の勝利でした。
能登カントリークラブは10位、2001年の開催会場クラブ優勝の再度の夢は果たせませんでした。しかし、北陸勢は優勝・呉羽、2位・朱鷺の台、4位・芦原、5位・フクイと上位5位までをほぼ独占しました。
 3連覇を狙ったニューキャピタルは6位、初陣のローモンドカントリー倶楽部は、三重県勢の中でトップの11位と健闘しました。


1位 呉羽カントリークラブ 400
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選手;中田慎一、伊東章、太田登、島賢司、嶋川一三、宮本将利
団長;片山浄見



2位 朱鷺の台カントリークラブ 403

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選手;堀秀樹、谷口公明、島田崇、源野智紀、野村昭一、湯澤秀和
監督;島田崇

3位 富士カントリー可児クラブ 408
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選手;大西和弘、大橋健一、西村廣保、上條宝司、窪田清伸、若原志信
監督;林勇吉


 個人表彰 ベストグロス賞  

島 賢司選手(呉羽カントリークラブ)74
榊原吉規選手(知多カントリー俱楽部)74
嶋川一三選手(呉羽カントリークラブ)74


インタビュー廣瀬1
「3年間の悔しさが一気に晴れました!」
呉羽カントリークラブ 400

th_DSC_0498s呉羽 混戦状態だったレースで、島選手と嶋川選手が74のベストグロスをたたき出した呉羽CC。途中からは、もう決まったんじゃないか、との下馬評となったが、呉羽サイドはなかなか喜ぶ様子がない。それもそのはず、これまで惜しいところで2位となることが何回もあったから。なかでも、3年前、呉羽50周年を記念して開催した会場倶楽部としての闘いでも1打差で2位というトラウマを今日までひきずってきたのだ。しかし、「その悔しさも、この優勝でふっきることができました」。優勝が決定した時の皆の喜びようがすべてを表していた。
 選手の中で主将格の、66歳・伊東章選手は実に36年出場の大ベテラン。今日は85ストロークと本人としては不本意だったものの、「今まで、取れる!と思って、逆転されてたことが多すぎた。ほんとうにうれしい」と手放しで喜んだ。
 選手;中田慎一、伊東章、太田登、島賢司、嶋川一三、宮本将利
 団長;片山浄見


あと一歩で届かなかったものの、「2位でよかった」
朱鷺の台カントリークラブ 403
th_DSC_0545s 今回、監督も務めた島田崇選手は、「みんなでお互いに79をめざそう、とスタートしていきましたが、途中の嵐のような天候に翻弄されちゃいました。スコアが思うように伸びなくて、残念でしたけど、2位になれたのはうれしいですよ。今夜はおいしいお酒が飲めます」。
 選手;堀秀樹、谷口公明、島田崇、源野智紀、野村昭一、湯澤秀和
 


「来年は優勝だあ!!」
富士カントリー可児クラブ 408
th_DSC_0549s 「岐阜県トップでよかった。難しいコースでみんなが頑張ってくれたのが何よりです。来年は、うち(富士可児)で本戦があるんで、優勝への思いが一段と強くなりました」と語った林勇吉監督。自身も第1回インタークラブから選手として参加しており、監督になってからは10年ほど。スタートホールや折り返し地点で熱い声援を送っていたのが印象的だった。
 選手;大西和弘、大橋健一、西村廣保、上條宝司、窪田清伸、若原志信



インタークラブ初出場で、11位獲得
ローモンドカントリー倶楽部 415
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 これまでインタークラブへの関心が少なかったローモンドCCが研修会を始めたのが昨年。今年になって、インタークラブに参加しようと倶楽部で決定がなされたのだとか。「選手の決定もギリギリでしたが、まずは、三重地区の予選会でトップ通過できた。そして、本戦でも三重県としてトップの成績が取れました。ほんと、うれしいですよ」と、粕谷鍵次監督が今日までの経緯を話してくれた。倶楽部としては初参戦だが、監督は25年もの間、岡崎CCで選手として活躍した経験を持つ人。弾みのついた、これからのローモンドCCが楽しみである。

紅一点は、豪快ショットでスタート
鈴木智子選手(岐阜関)
DSC02363s-trimming 今回24倶楽部143人の出場者の中で、唯一の女性メンバーだった鈴木選手。th_DSC_0067s
スタートホールの10番H(405Y、パー4)でナイスショットの第2打が松の木に乗っかりロストボール、ダブルボギーとしたが、次の11番H(196Y、パー3)でバーディを奪うなど、前半は我慢のゴルフを展開した。「いい感じで折り返したけど、海側のホールに行った時に、雨と風が激しくなって、耐えきれなくなっちゃって・・・、残念でした」と振り返った。
 今年は、全日本女子ミッドアマパブリックで優勝するなど、好調な鈴木選手。監督からも「鈴木選手がいるから、皆が明るくまとまってるし、ありがたい存在です」と太鼓判。男子選手からも目標とされる頼もしい女性。43歳。


4位 芦原ゴルフクラブ 409
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7位 知多カントリー倶楽部 412
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9位 三好カントリー倶楽部 413
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ベストグロスは74に、3人

島賢司選手(呉羽) 74=39、35(写真左)
DSC02404島s インからのスタートで前半は18番Hのバーディ一つの35、後半に入り、1バーディ4ボギーとした。「前半はショットがよかったんだけど、後半になって、風が変わって、ショットも悪くなってしまった。その分パターでしのげたのがよかったんですが」と島選手。今年開催された北陸マスターズで優勝、連覇した実力者だが、「ここは、グリーンも複雑。試合などで何度も経験している僕は、準地元ですから」。47歳。

榊原吉規選手(知多) 74=37、37
DSC02406榊原s 「今日はノーバーディでした。惜しいパットも多かったから、もう少しいけたらもっとよかったんですけどね。10日前にウエッジを替えてみたら、凄く調子が上がってきたんです」。北陸地区の選手が好スコアをマークする中、愛知地区(知多CC)から、いいゴルフでベストグロスに食い込んだ。

嶋川一三選手(呉羽) 74=36、38 
DSC02414嶋川s インからスタート、12番Hと14番Hでボギーをたたいた。「ボギー2つはまずまず。あんまり大きな声では言えませんが、練習不足でショットが悪かったんで、みんなに迷惑をかけることがないようにと、アプローチとパターでしのごうと思ったんです」という嶋川選手。関学時代に関西学生チャンピオンになった経験がある嶋川選手だが、サラリーマンの今は、ラウンドも月に1回できたらいいところなのだ。「試合はほとんど出れないのだけど、インタークラブだけは特別。今日も休暇を取ってきました」。