[2012]中部オープン本戦(第1日)成績表・記事
2012.08.29
第42回 中部オープンゴルフ選手権競技 (第1日)
開催日/平成24年8月29日(水)~31日(金)
会場/南山カントリークラブ
参加人数/プロ 109名 アマ39名
距離/7051ヤード PAR72
天候/晴れ
第2日スタート表はこちら
【第1日】
アンダーラッシュで好スコア―続出。
近藤プロ(南山)、2週連続コースレコード
連日、厳しい残暑の中、中部オープンゴルフ選手権競技本戦は、愛知県豊田市・南山カントリークラブで行われました。大会前からかなりの好スコアが期待されていましたが、その予想を上回る好スコアラッシュの大会スタートとなりました。
第1日 首位は、ホームコースの近藤啓介プロ。しかも先週行われた中日・CBCチャレンジツアー【TO THE CROWNS】第1戦南山大会で64のコースレコードを出し、今日も同スコア。2週連続のレコードでトップに立ちました。
アマチュアでも黒宮幹仁選手(ライオンズ・日大3年)が65を出して、アマチュアコースレコード67を更新。1打差で2位につけています。黒宮選手も先週、栃木県・狭山GCで行われた日本学生ゴルフ選手権競技で松山英樹選手(東北福祉大4年)の2連覇を阻む勢いのゴルフで堂々の2位に入り、その好調を持続しての中部オープン参戦でした。
2人だけでなく全体的にアンダーラッシュの闘い。アンダーパーが49名、パープレーまで数えると72名となる激戦です。
8位・68でホールアウトした富田雅哉選手(瑞陵)は、待ち構える記者に「久し振りに良いゴルフが出来た」と喜んだのもつかの間、スクリーンボードで順位を確認するや、がっくり肩を落としました。“うれしくも やがて悲しき 順位かな”の心境でした。しかし、まだまだ初日です。8位からの勝負はこれからです。
ホールインワンも出ました。豊田邦裕選手(森林公園)がNo.7で達成。
今年の中部オープンは、お祭り色の強い景気のよい好スコア・好成績の競技となっていますので、あと2日間の展開に目が離せません。更なるサプライズが生まれることを期待しましょう。
なお、本大会の模様は、9月9日(日) 深夜1時40分~ 中部日本放送にて放送いたします。
インタビュー
またもコースレコードタイをたたき出し、1位
近藤啓介プロ(南山) 64=31、33 (写真=南山CC副理事長・天野浄氏と近藤プロ)
先週22日にここ南山CCで行われた中日・CBCチャレンジツアー第1戦で、64のコースレコードをマークして優勝した近藤プロが、1週間後の今日、またも64をたたき出した。先週は11バーディ1ボギー1ダブルボギーだったが、今日は8バーディノーボギー。「ショットもパットもいい調子で、悪いところがなかった。狙った所に打ててましたね」。立て続けに記録した好スコアに、本人はもちろん、倶楽部関係者もニコニコ。「周りが期待してることもわかっていて、プレッシャーも感じてましたけど、よかった」。
夏男の本領発揮、2位タイ
森本雄プロ(フリー) 65=32、33
インからのスタートで、1イーグル5バーディ、ノーボギーでホールアウトした。「特に良いわけじゃないけど、悪いわけでもないって感じ。初日だし、安全運転でいこうと決めてて、それがうまくいきました。いつも夏になると調子が上がってくるんです」と森本プロ。昨年の中部オープンでも、2位タイで日本オープンの切符を手にしている。プロ3年目の21歳。
8月絶好調をキープして、2位タイ
黒宮幹仁選手(ライオンズ:日大3年) 65=31、34
16番H(498Y、パー5)のイーグル、6番Hから連続4バーディなど、1イーグル7バーディ2ボギーの内容だった。「アイアンがよくピンに絡んだ。OBを打たないように、ティーショットを心がけて回りました」と黒宮選手。とにかく8月は絶好調である。上旬に行われた関東学生ゴルフ選手権で優勝、先週の日本学生では松山英樹選手と最終組で戦い、2位となっている。「松山君と回ったことで、あの上手さに脱帽したけど、彼のイメージとかが自分の中にあって、すごくいい感じで回れている。8月の競技はずっとアンダーパーが続いている。3日間、続くように、早く帰って寝ます」そう言って、会場を早々と後にした。
「今日は上出来ですね」4位
木下芳彦プロ(各務原) 66=32、34
8バーディ2ボギーの内容には「1ピンから2ピンくらいのパットがよく入りました。上出来ですね」と遠慮気味に話してくれた木下選手は、プロ9年目。中部オープンも常連の選手だが、まだ、輝かしい結果はついてきていない。「失速しないように、頑張ります」静かな闘志を燃やして、残り2日間にかける。
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67、5位タイに3人
小野田享也選手(グランディ浜名湖:日大3年) 67=34、33
第1組目のスタートで、いきなり5アンダーをマークし、黒宮選手の7アンダーとともに、「アマチュアがやるねえ」とスコアボードをみる選手やギャラリーを驚かせた。小野田選手は今年の中部アマの覇者であり、先の日本学生でも9位タイと実力ある若手である。今回も狙いはベストアマではなく優勝で、「日本オープンに行きたい」ときっぱり。
清水正貴プロ(タートルエース) 67=33、34
「5バーディでした。ノーボギーだったのがよかった。ピンチらしいピンチもなく、できましたね。ただ、インのロングホールでバーディが取れていないので、明日は撮っていきたいです」。
山田裕一プロ(新陽) 67=34、33
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68ストローク、8位グループは、6人
辻村暢大プロ(富士伊勢大鷲) 68=33、35
荒木大介プロ((株)ルバンシュ) 68=36、32(写真左)
岩本一陽選手(中央)、金子直也選手と
富田雅哉プロ(瑞陵) 68=34、34
大橋元選手(中仙道) 68=34、34
谷光治選手(ナガシマ) 68=34、34
山口量プロ(岐阜関) 68=33、35
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7番Hでホールインワン達成
豊田邦裕プロ(森林公園)
7番H(177ヤード、パー3)で、キャロウエイ・レガシーの6番アイアンで放ったタイトリストV1Xは、2バウンドして鮮やかにカップインした。競技では2回目、自身7回目の快挙。嬉しい限りだが、残念ながら今回のホールインワン賞がついているホールではなかった。
最年長は、ベテランの60歳
柴田猛プロ(フリー) 75=36、39
「最年長? そんなことは関係ないよ。ただただ、出ているだけだからね」。
最年少で出場
岡崎錬選手(中部日本パブ:美濃加茂西中2年) 71=33、38
前半のインコースを2オーバーとして、「後半は気合入れてくる」と折り返していった錬君だが、その言葉通り、4バーディ1ボギーの33でホールアウトした。「今日は十分です。明日もがんばりたい」。中部アマ上位入賞で日本アマも経験、今月行われた日本ジュニアの12~14歳の部では2位を獲得している。