[2012]中部ジュニア・本戦(第1日・成績表/第2日・スタート表/記事)

2012.07.26

第38回 中部ジュニアゴルフ選手権競技

開催日/平成24年7月26・27日(木・金)
会場/東名古屋カントリークラブ(東コース)
参加人数/距離
男子15~17歳の部(6784ヤード PAR72)75名
女子15~17歳の部(6168ヤード PAR72)32名
男子12~14歳の部(6459ヤード PAR72)57名
女子12~14歳の部(6168ヤード PAR72)31名
天候/晴れ(猛暑日)


【第1日】

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女子15~17歳の部・・・button_report_result
男子12~14歳の部・・・button_report_result
女子12~14歳の部・・・button_report_result



第2日
スタート表・・・・・・button_report_start


男子(15-17歳)栄徳高・白石選手が69。

三重高・伊藤(有)選手1打差。

女子(15-17歳)クラーク記念国際高・野澤選手が69。

岡崎城西高・新田選手が1打差。

木立は重苦しく、まるで騒音のような耳障りな蝉の鳴き音で人の話し声もたちまちかき消され、グリーンにいたっては高熱の空気の塊がのっているかのようで、選手たちはパッティングの集中力にひと苦労していました。
中部ジュニアゴルフ選手権競技は、今年最高気温の中で行われました。昨年は、プロに転向し前半のツアートーナメントで大活躍している川村昌弘選手(当時・福井工大附属福井高校)が2位となり、日本ジュニアで優勝を果たしました。
今年は、男子132名、女子63名、合計195名。昨年より26名増え、選手の技術力もアップ。午前8時に東コースアウト・インに分かれてティーオフ。子どもたちの長い一日が始まりました。

戦況は、アンダーパーが男女合計で8名。しかし4クラスとも70台が約5、6割を占める「高スコア激戦」の展開でした。注目の男子(15-17歳)では白石大和選手(栄徳高1年)が69を出しトップ。後半4バーディの32は見事です。2位は伊藤有志選手(三重高3年)の70。さらにスコア71で3位タイが水谷彰宏選手(津田学園高2年)、水野竜選手(金沢市立工業高2年)、岩渕隆作選手(栄徳高1年)。
男子12-14歳では、青山晃大選手(笈瀬中1年)が70を出しトップ。竹内玲雄選手(天神中3年)、作田大地選手(北辰中3年)、岡崎錬選手(美濃加茂西中2年)の3名が72パープレーで追っています。
女子(15-17歳)では野澤真央選手(クラーク記念国際高1年)が69と飛び出し、新田彩乃選手(岡崎城西高2年)71、立浦葉由乃選手(福井工大福井高1年)、ナショナルチームの鬼頭桜選手(美濃加茂高3年)が72。こちらも明日は激戦が予想されます。
女子(12-14歳)では、小野祐夢選手(泉中3年)が72でトップ。立浦葉由乃の妹・立浦琴奈選手(尾張旭西中2年)が1打差で追っています。


インタビューhirosesann
男子15~17歳の部
アンダーパーは、5人

siraishi最後の4ホールを連続バーディ
白石大和選手(栄徳高1年) 1位 69=37、32
「今日はほぼ全ホールでパーオンできたけど、前半からパットが決まらなくて。でも、15番H(375Y、パー4)で7メートルが入ってバーディ。それで、切り替わりました」と白石選手。15番Hから18番Hまで鮮やかな4連続バーディで、後半は32をマークした。
中学2年生の時に、中部ジュニア優勝を経験している。高校生になり、ゴルフ部での練習は「中学生の時と違って、みんなで練習したりするから、楽しい」という。ゴルフそのものも一回り大きくなっているようだ。


ito伊藤有志選手(三重高3年) 2位 70=36、34
1番H(527Y、パー5)でピン上5メートルからのバーディパットを「練習グリーンの感覚で打ったら、4メートルほどオーバーしちゃって」、ボギー発進。しかし、それで、グリーンのころ合いがわかって、あとは落ち着いたプレーを展開した。
4月から毎日続けている体幹トレーニングがゴルフの質を変えた。「連戦でも、疲れなくなってます。ショットのぶれも少なくなってきてるし、変わってきたと実感してます」。


mizutani水谷彰宏選手(津田学園高2年) 3位タイ 71=35、36



mizuno水野竜選手(金沢市立工業高2年) 3位タイ 71=35、36



iwabuti岩渕隆作選手(栄徳高1年) 3位タイ 71=35,36



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女子15~17歳の部

nozawa野澤真央選手(クラーク記念国際高1年) 1位 69=35、34(写真右)
1番H(501Y、パー5)で第1打を左バンカーにいれ、第2打は木に当たり、トラブル続きで、結局ダブルボギーのスタートとなったが、その後、3バーディを奪って、前半35.後半を3バーディ1ボギーで34にまとめ、3アンダーでホールアウトした。「いい感じで回れました。ショットもはじめだけダメで、全体には大丈夫でした。よくやったと思う。明日もこの調子でいきたい」。ゴルフにかける時間を増やしたいと、通信制の高校を選択した。男子顔負けの飛距離で、初優勝に挑む。


nita新田彩乃選手(岡崎城西高2年) 2位 71=35、36
「9番Hティーグラウンドでハチに刺されちゃったんです」と左のひじあたりを見せてくれた新田選手。痛みが残っていたため、ホールアウト後に医務室に駆け込み、治療を受けた。前半を2バーディ1ボギー、後半はスコア表どおりのパープレーに、「ショットも寄せもまずまずだった。もう少しパターが入ってくれたらよかった」と振り返った。


tateurahayuno立浦葉由乃選手(福井工大福井高1年) 3位タイ 72=37、35
「よくなかったです。1メートルくらいのパットを5本外しました。もったいなかったなあ。日本ジュニアに向けて、明日もがんばります!」


kitosakura鬼頭桜選手(美濃加茂高3年) 3位タイ 72=38、34
「ショットは曲がり過ぎ、ひどかった。6番HでOBしました。パターの読みもいまいちだった」と反省しきりの鬼頭選手は、ナショナルメンバーとして、先週はネイバーズトロフィー選手権を韓国で戦ってきたばかり。左足に水膨れができ、「痛いからつぶしたら、もっと痛くなって・・・」とこっそり教えてくれたが、「そんなこと言ってられないから、明日は全力を尽くします!」


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男子12~14歳の部

aoyama青山晃大選手(笈瀬中1年) 1位 70=33、37(写真中央)
4バーディ2ボギー。「後半に入って、ショートアイアンがよくなってきて、3バーディ取れたのは良かった」。昨年は中部小学生で優勝を果たし、今年からはジュニアに。身長も5センチ伸びて171センチになった。飛距離も10ヤード伸びたという。今回の目標は?と聞くと「6年前に黒宮先輩が出した136と、3年前に奨真先輩が最年少優勝したのを一気に塗り替えてみたい。そのためには明日6アンダーで回らないといけないので、厳しいですけど、トライしてみます」。晃大君は、ニコニコしながら、さらりと大きな夢を語った。


takeuti竹内玲雄選手(天神中3年) 2位タイ 72=37、35
「ドライバーやウッドがあばれて、ラフばかりだった」と、しっくりこないゴルフだったことを教えてくれた。「日本ジュニアに行けてないから、今年はぜひ!」


sakuta作田大地選手(北辰中3年) 2位タイ 72=36、36
見事なスコアどおりのパープレーだった。「ショットは悪くはなかった。バーディを4つ逃したから・・・」と言葉少なだった。


okazaki岡崎錬選手(美濃加茂西中2年) 2位タイ 72=38、34
インからのスタートで「出だし3連続バーディだったけど、パターがもう少し入ってくれたら、伸ばせた」と残念そう。目標はきっぱりと、「優勝です」。


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女子12~14歳の部

ono小野祐夢選手(泉中3年) 1位 72=36、36(写真中央)
前半はパーばかりの36、後半にはいって、2バーディ2ボギーとした。「距離感があわなかったんですよ。パターはまあまあ、だったかな」。中学1年で中部ジュニア優勝したが、昨年は日本ジュニア出場権を逃した。今年はリベンジ、絶好な2日目となる。


tateurakotona立浦琴奈選手(尾張旭西中2年) 2位 73=38、35
前半を1アンダーとするも、後半にて1オーバーでフィニッシュした。中学生グループで早いほうのスタートだったこともあり、「このスコアじゃ、よくない」とアテスト会場から出ていったが、全員が上がってみれば、2位の好位置となった。