[2012]中部学生・男子第2日(女子第1日)成績表/男子第3日(女子第2日)スタート表/記事
2012.08.07
第42回 中部学生ゴルフ選手権競技
開催日/平成24年8月6日(月)~8日(水)
会場/小原カントリークラブ
参加人数・距離/男子96名 7038ヤード PAR72
女子22名 6308ヤード PAR72
天候/晴れ
【男子・第2日 女子・第1日】
男子は藤澤選手(名商大4年)が2日連続の67をマーク。
2位と5打差の、通算10アンダー
女子は、柏井選手(名商大3年)円角選手(中部学院大1年)が
2アンダーでトップタイ
暦では立秋でしたが、まぶしい太陽が照りつける真夏日、風の心地よさがせめてもの救いという一日でした。
第2日を迎えた男子の部は、50位タイのカットオフへの厳しいスコア争い、女子の部は第1日目を戦いました。
男子はハーフターンを終えた時点で、昨日1位の岡本兼汰選手(愛知大1年)が3アンダーで通算9アンダー、2位でスタートした藤澤心之介選手(名商大4年)も3アンダーで通算8アンダーとして、他を大きく引き離し、二人の対決が楽しみな状況になってきました。しかし、後半に入ると、二人のプレーは対照的に。藤澤選手は前半と変わらぬペースでバーディを重ね、昨日と同じ67をたたき出して、通算10アンダーとしました。一方、岡本選手は、一気にスコアを落とし、上がってみれば73、通算5アンダー。トップに5打差の2位にとどまりました。後続は、通算1アンダーの島崎辰也選手(愛産大4年)と山本聖哉選手(中部学院大3年)、さらに、通算1オーバーで坂井優之選手(中部学院大3年)です。
2日目をホールアウトし、次々に選手たちが戻ってくると、どの選手も気になるのは、明日へのカットラインです。プロジェクターに投影される成績に一喜一憂する選手たち。第2日目の結果、通算162ストロークまでの50人が明日の決勝ラウンドに進出します。
女子は、柏井麻衣選手(名商大3年)と円角史歩選手(中部学院大1年)が2アンダー70でホールアウトし、首位に並びました。
女子の大学別参加者
名商大 7人
中部学院大 4人
中京大 4人
愛知大 2人
愛産大 2人
名城大 1人
愛工大 1人
愛知淑徳大 1人
明日の決勝ラウンドでは、男子上位17名、女子上位9名(シード含む)が、8月21日(火)~24日(金)に埼玉県・狭山ゴルフ・クラブで開催される日本学生・日本女子学生への出場権を獲得します。また、男子上位5位タイまでに、中部オープン(8月29日~31日、南山カントリークラブ・愛知県)への出場権が与えられます。
≪インタビュー≫
2日連続のアッパレ、通算10アンダー
藤澤心之介選手(名商大4年) 134=67、67(34、33) 1位
前半を3バーディの33で折り返した後、1番H(430Y、パー4)で「アゲインストの風を読み違えて」グリーンオーバー、アプローチもうまくいかずボギーとした。しかし、その後も踏ん張って、3バーディを奪い、今日も67でホールアウト。通算10アンダーに伸ばした。ぶっちぎりの1位である。「今日は昨日よりも、ショットは良くなかったけど、アプローチとパターでミスをカバーできたのがよかった。3、4メートルがよく入ってくれました」素晴らしいスコアに、はしゃぐことなく、にこやかに振り返った藤澤選手だが、今年は春の団体戦のメダリストを取ってから好調が続いている。
兵庫県滝川第二高から名商大に進学して4年目。ほかの選手からも一目置かれる先輩、名商大ゴルフ部をひっぱっている真面目なキャプテンは、すでに就職先も決定していて、卒業後は社会人となる。「学生競技は最後になるので、残っている試合を思い切り楽しみたい。明日も楽しんでやります!」。
後半に一気に失速
岡本兼汰選手(愛知大1年) 139=66、73(33、40) 2位
前半を3アンダー、折り返して10番H(560H、パー5)もバーディを奪取して、通算10アンダーまで伸ばした岡本選手だったが、そのあとに急激な失速をしてしまった。12番H、15番Hでボギー、17番H(211Y、パー3)ではあろうことか一番手前の池にポチャン!で、ダブルボギー、最終18番Hでもボギーと、あっという間に5つ落とした。結局73のホールアウトで通算5アンダー、首位とは5打差となった。おっとりしている風な岡本選手もさすがにまいったという感じだった。「明日は、がんばります」。
島崎辰也選手(愛産大4年) 143=70、73(36、37) 3位タイ
「パターが全然入りませんでした。今日もドライバーは置いてきたけど、ショットはまあまあ。明日はやれるだけやってみます」。
山本聖哉選手(中部学院大3年) 143=73、70(36、34) 3位タイ
今日を2アンダーとして3位タイに上がってきた。4バーディ2ボギーの内容に「ドライバーがよかったんで、まとまりました」。
坂井優之選手(中部学院大3年) 145=73、72(37、35) 5位
「今日は要所要所のパターが決まらなかった。明日は、まくりたいです」。自己ベスト69を上回る68をめざす。
今日をアンダーパーで回って、上位に浮上してきたのは、1年生組
竹中智哉選手(名商大1年) 146=75、71(36、35) 6位タイ (写真左)
「前半1アンダーで調子よかったので、後半も続けたかった。2アンダーまで行ったのに、貯金はいちゃいました」。
井垣璃玖選手(名商大1年) 147=78、69(34、35) 9位タイ(写真右)
5バーディ2ボギーの3アンダーでホールアウト。「昨日、今日とショットはいいです。パターもそこそこ入ったんで・・・」。
金子健也選手(愛知大1年) 77、70(36、34) 9位タイ
4バーディ1ボギーだった。「ショットが乱れていて、パターも思うように入らなかった。チャンスがものにできなかった」と、まだまだ伸ばせた内容が惜しかったようだった。
女子の部のトップは、2アンダーの二人
好発進で、2連覇を狙う
柏井麻衣選手(名商大3年) 70=34、36
インからのスタートで1バーディ1ボギーで折り返し、後半に入って2バーディを奪った。「後半のバーディは1メートルと2メートルだったし、調子はいいです」と順調にアンダーパーで上がったことを喜んだ柏井選手。今年の中部女子アマで不本意な成績だったので、調子が悪いのかな、と思っていたが、実はスイングの改造中だったのだとか。「フェースをスクエアに変えたんだけど、ようやく落ち着いてきました」と教えてくれた。とはいえ、今年は、CBCマッチプレー、東海TV杯と勝利しており、結果も出している。昨年の中部学生に続く連覇、そして、今年こそ日本女子学生優勝が目下の目標である。
「大学生になって、スコアがまとまってきました」
円角史歩選手(中部学院大1年) 70=35、35
3バーディ1ボギーの70については、「ショットもパットも良かった。後半はバーディパットを外した惜しいホールもありました」。円角選手はこの春、金沢学院東高から中部学院大に進学。高校時代は「地元ではいい成績でも、中部とか日本とかに行くとくずれてしまっていた」のだとか。大学に入って、仲間と練習ラウンドもすることで、スコアをまとめられるようになってきたらしい。くずれないゴルフに、明日は期待したい。
–スナップ–