[2012]佐々部杯(第1日成績表、第2日スタート表、記事)掲載

2012.11.21

第34回 佐々部杯ゴルフ選手権競技
開催日/平成24年11月21、22日(水・木)
会場/桑名カントリー倶楽部
距離/7235ヤード PAR72
参加者/125名(うち欠場12名)
天候/快晴

第1日成績表………button_report_result

第2日スタート表……button_report_start


第1日

固く締まったグリーンに挑み、
3人が、2オーバー発進

DSC02529 雲ひとつない快晴、乾燥した風がグリーンを固く締め、クラブチャンピオンの雄を決めるにふさわしい11.5フィートの仕上がりに、113名が挑んだ第1日でした。中部ゴルフ連盟加盟倶楽部の今年度の倶楽部チャンピオンだけが出場できる佐々部杯は、日本でも中部だけで行われている歴史ある競技です。今回の出場申込者の最年長は75歳の今田幸雄選手(浜松)、続いて72歳の石田弘二選手(名古屋)でしたが、両選手とも欠席となり、60歳以上の選手からは一緒に回りたかったと残念がる声があちらこちらから聞こえてきました。
7235ヤードの距離、コースレート74.8の舞台に、スコアメイクに苦しむ選手が多く、トップは2オーバー・74ストロークにとどまりました。首位発進したのは、北陸の山中敏靖選手(富山)、ディフェンディングの今野大喜選手(恵那峡)、中部学生覇者の藤澤心之介選手。3人を追う1打差グループに、笠松孝太郎選手(グランディ浜名湖)、飯田耕正選手(ジャパンクラシック)、三浦宗樹選手(豊田)、さらに2打差76で4人が続く展開となっています。

明日の決勝ラウンドには、89ストロークまでの100名が進出しました。
どんな試合が展開されるのか、ドラマはどこで待っているのか。

出場選手の内訳は、
60歳代 16人
50歳代 23人
40歳代 40人
30歳代 20人
20歳代 3人
10歳代 11人


インタビュー廣瀬1

首位は74で、3人。

山中DSC02548山中敏靖選手(富山) 74=38、36
インからのスタートで、3バーディ5ボギーの74とした。「ドライバーが1,2回しかフェアウエイにいってないんですけど、アプローチがうまくいったのがよかったですね」。「固くて難しかった」と言う割には、速いグリーンには慣れている様子。今年は、北陸オープンアマチュア予選会で優勝、オープン本戦でアマチュア2位に入賞している。35歳。

今野DSC02551今野大喜選手(恵那峡) 74=40、34
昨年の優勝者である今野選手は、前半を40とし、「後半は32で」と笑顔で折り返していった。その数字は2つオーバーしたが、34でまとめてきた。「今日は、もったいない一日でした。前半は1メートルくらいを全部はずしてしまった。でも、ドライバーが安定していたから、パットだけだと思って、後半は2バーディ取れました」。今野選手は今は、九州の柳川高校1年生。「学生の連覇、って今までにないですよね。ぜひ獲りたい」と目を輝かせた。
藤澤DSC02556藤澤心之介選手(中部学連 推薦) 74=35、39
「今日はパットがよかったです。26パットでしたから。それに、3メートルくらいのボギーパットが入ってくれて、流れがよくなりました」。この夏の中部学生優勝の時も、パットをビシビシ決めて、通算9アンダーをマークした藤澤選手である。名商大4年、最後の学生生活を穏やかに過ごしているらしく、「久しぶりのラウンドだったけど、楽しかった。明日ももう一日、がんばります!」。

最年長出場は、68歳
濱島DSC02534濱島巌選手(鳴海) 90=45、45 101位タイ
「桑名は、昔、中部アマの時以来だから20年くらいぶりかなあ。距離があるねえ、パーも2オンじゃなくて寄せ、だから・・・。でも、楽しんできましたよ」。今年の中部シニアのプレーオフで果敢なゴルフを魅せた濱島選手だが、今回は思うようにいかず、会場を後にした。
最年少出場は、14歳の中学2年生
桂川DSC02537桂川有人選手(美濃白川) 89=43、46 98位タイ

初めての倶楽部チャンピオン戦に出て、優勝し、初の佐々部杯に出場した桂川選手。「最初から、ドキドキで、出だしの1番HでOBをたたいてしまいました。ショットも悪くて、自分のゴルフが全然できなかった」と初めてづくしに戸惑った。愛知県・枇杷島中学2年。
14位タイ78で、明日に臨む66歳
小川DSC02555小川竹男選手(上石津) 78=40、38 14位タイ
「今日は寄せてワンパットがことごとく成功したから」とニコニコ顔。12月で66歳となる小川選手は、今大会出場者の中の2番目の年齢である。昨年のシニアチャンピオンシップ(スリーレイクスで開催)の優勝者であり、今年は全日本パブシニアで10位タイに入賞するなど、好調なゴルフを展開している。「実は、2年前から急にスコアが安定してきたんですよ」と小川選手。聞いてみると、60歳の定年を機に、ゴルフスクールに週1回通うことを決意。そこで、「ボディターン」ができていないと指摘され、スイング改造に乗り出したのだ。「身体が会得したら、すごく軽く打てるようになったんですよ。ここの12番H(202ヤード、パー3)は5アイアンだし、ラクになりました(笑)」。すごいこと! 60歳過ぎからの上達は、確かにあるのですね。