[2012]佐々部杯(第2日成績表、記事)掲載

2012.11.22

第34回 佐々部杯ゴルフ選手権競技

開催日/平成24年11月21、22日(水・木)
主 催/中部ゴルフ連盟・中部日本放送
会 場/桑名カントリー倶楽部
距 離/7235ヤード PAR72
参加者/125名(うち欠場12名)
天 候/曇りのち晴れ

第2日成績表……button_report_result


2日目
飯田耕正選手(ジャパンクラシック)、
逆転で、4度目の賜杯

th_DSC_1088s飯田耕正選手は、まさしく中部アマチュアの星です。中部アマチュア2位、中部ミッドアマチュア優勝、そして佐々部杯に優勝し今年の競技活動を締めくくりました。飯田選手自身、佐々部杯の賜杯は、春日井修選手(恵那峡)に次ぐ過去最多の4度目です。
飯田選手は、1日目トップタイの山中敏靖選手(富山)、今野大喜選手(恵那峡)、藤澤心之介(中部学連・推薦)の3人を1打差で追いました。桑名を知り尽くした飯田選手はさすがに強い、ただ一人アンダーパーで回り、上がってみれば5打差という完勝状態でした。
1日目トップタイの今野選手は、昨年のディフェンディングチャンピオンです。2日目も好調を持続し、前半の9ホールで追い上げる飯田選手に通算2打差をつけて単独トップで後半に入りました。ところがゴルフは、どこでどう変わるか予測が立ちません。今野選手は、11番H、12番Hと連続ボギー、13番Hで一気に挽回を狙った満ぶりの球は、行ってはいけない左へ飛び痛恨のOB。桑名のインコースに潜む魔物に吸い込まれるように、自滅の道をたどってしまいました。
1日目、首位タイであった山中選手、藤澤選手は18位タイまで後退。どうしてこのように乱れたのか、コース難度のせいなのか、コースとの相性が悪いからか、昨日の好スコアは、何だったのだろうか。反省材料の多い結果に終わりました。
速いグリーンも昨日よりは体感的にやさしかったととらえる選手が多く、スコアが伸びても良いはずが、コースセッティングが難しかったのか、全体にスコアが伸びませんでした。そんな中、笠松孝太郎選手(グランディ浜名湖)、三浦宗樹選手(豊田)のふたりは、しぶとく我慢のゴルフを展開し、見事入賞を果たしました。
これにより2012年中部ゴルフ連盟は、主催競技の全競技日程を終了しました。
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左から今野選手(2位)、飯田選手(優勝)、笠松選手(3位)、三浦選手(5位)


<インタビュー>廣瀬1

2位と5打差で、貫録の優勝
飯田耕正選手(ジャパンクラシック) 145=75、70(34、36)
1飯田th_DSC_3113 首位と1打差の4位タイスタートだった。1番H(437Y、パー4)でいきなり右の林に打ち込んでしまったが、そこからのナイスリカバリーでパーをキープすると、続く2番H(419Y、パー4)で4メートル、3番H(575 Y、パー5)で5メートルのバーディパットを沈め、通算1オーバーとした。そして、4番Hから最終18番Hまで見事にスコア通りのパーキープした。しかし、後半はパーオンしたのは4回だけと、決して快調だったわけではない。18番H(435Y、パー4)では、第2打をグリーン右のバンカーに落とし、ピン右2.5メートルに寄せ、微妙な距離のパーパットを慎重に沈めるなど、本人曰く「いいショットが出てたわけじゃない。でも、ミスショットも少なかったかな。アプローチやパターがよかった。それよりノーボギーで回れたことが嬉しいですよ、なかなかありませんからね」と、どこまでもストイックに自分のショットやパターを見つめていた。
1飯田th_DSC_3525 調子が今ひとつでも、マネージメント力を発揮して、上がってみれば、スコアになっている。中部で最も実力のあるアマチュアだといわれる訳がそこにある。38歳の今、あくまでも真摯にゴルフに向かっている飯田選手は、12月にQTファイナル出場が決まっている。

前半の好調をキープできず、悔しい2位
今野大喜選手(恵那峡:柳川高1年) 150=74、76(33、43)2今野th_DSC_3140
前半は4バーディ1ボギーと、波に乗っていた今野選手だったが、後半につまづいてしまった。「流れが悪くて、かみ合わなくて、うまくいきませんでした。来年また、リベンジします」と悔しい気持ちを表現。そして、さすがに前向きな少年らしく、気持ちを切り替えた。この週末に三重県(CRC三重白山)で行われる、全国高校大学対抗戦に向け、柳川高校代表として、新たな闘志を燃やしていた。

3笠松th_DSC_31063位
笠松孝太郎選手(グランディ浜名湖) 152=75、77(37、40)
「2日間ともメンバーに恵まれました。特に耕正さんのゴルフをそばで見ることができて、すごく勉強になりました。いいゴルフができたと思います」。初めて挑戦した倶楽部チャンピオン戦に勝利して、出場した初めての佐々部杯で、3位という結果を出せ、うれしそうな笠松選手だった。
4位
岩本一陽選手(白山:金沢学院東高3年)) 154=79、75(37、38)
4岩本th_DSC_2972

5位
三浦宗樹選手(豊田) 155=75、80(42、38)5三浦th_DSC_3118

2日間の感想は?と聞くと、う~んと考えた三浦選手。「今日がうまくいってないしね、でも、楽しかったよ」。