[2013]中部アマチュア 第2日成績表・記事、第3日スタート表
2013.06.05
平成25年度(第46回)
中部アマチュアゴルフ選手権競技
開催日/平成25年6月4日(火)、5日(水)、6日(木)、7日(金)
コース/三好カントリー倶楽部(西コース)
参加人数/171名(内欠場2名) 7315ヤード PAR72
天候/第1日・晴れ、第2日・晴れ
【第2日】
若手=勢いゴルフ。
23位の小木曽選手が2位タイへジャンプ。
その中で光る木田選手の熟年パワー
三好カントリー倶楽部は、今日も快晴でした。風も昨日より弱くグリーンのタッチは変わりません。
昨日、若手陣はミッドクラスの選手たちをしり目に怒涛のような首位争いを繰り広げました。今日は、順位こそ入れ替わりがありましたが、競技の主導権はやはり若手グループが引っ張っています。
そんな中で23位から2位へ躍進したのが小木曽喬選手(富士可児・高2)です。今日のベストスコア、1アンダーで上がりました。ちょっとしたきっかけがあれば爆発する若さのゴルフに驚きを隠せません。
トップは、北陸の新長隆弘選手(小松・大2)、それを追って小木曽選手と北村聡馬選手(中部日本パブ・高3)が2位タイ、2打差でついています。さらに4位タイに高木康誠選手(鈴峰・大2)、白石大和選手(名倉・高2)、寺田紅黎斗選手(白山ヴィレッジ)と49歳の木田正彦選手(名張)がトップに3打差で追いかけています。若さの勢いに対抗する木田選手の粘りは、見るものの心に崇拝の念を抱かせます。
そして8位タイにやはりディフェンディングチャンピオンの小野田選手(グランディ浜名湖・大4)が上がってきました。中学3年の岡崎錬(中部日本パブ)も勢いがついてきました。2位から一つ順位を下げましたが大学3年生の木下大海選手(山岡)も踏みとどまっています。
さあ、明日から決勝です。今日までの36Hで162ストロークの83人が決勝へ進みます。2013年中部ナンバーワンを決める中部アマ、ゴルフは自分との闘い、選手たちのメンタルと技の練りこみはますます厳しくなってきます。
インタビュー>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
木田選手と新長選手
通算145で、首位は大学2年生
新長隆弘選手(小松、中央学院大2年) 145=73、72(36、36)
通算3オーバーのトップ状態が続き、このまま明日に行くのかと思われた競技後半に、今日をイーブンパーとして通算1オーバーで新長選手がホールアウトしてきた。「今日は丁寧なゴルフをすることを心がけてました。そうしたら、残ったパーパットがまっすぐだったり、ラッキーがついてきて、よかったですね」。第1日も今日も2バーディを奪う堅実なゴルフを展開している。「ここは、難しいので、とにかくボギーを打たないように、チャンスは生かす戦略です。ほんとはガンガン行くのが好きだけど」と、大学生になって、考えるゴルフをするようになったと新長選手は言う。
石川県野々市市が実家で、金沢学院東高から千葉県の中央学院大へ。高校時代は北陸では勝ったが、中部ジュニアは5位、高3の時に日本アマに出場した。この三好CCで行われた日本アマだったが、マッチには残れなかった。4回目の中部アマ出場の今年、大学生の「考えるゴルフ」で、さらなる上を目指す。
3打差で4位タイに食い込んだ、49歳のベテラン
木田正彦選手(名張) 148=73、75(33、42)
首位に立った新長選手と同じ組で予選を回った木田選手。2日間とも、前半を3連続バーディを決めて、3アンダーでターンしたものの、後半にスコアを崩し、通算4オーバーでホールアウトした。「新長君が清々しいゴルフをしてくれて、こちらも一緒に乗っていけた。いい組でしたよ」。日本アマには何度も出場している超ベテランの木田選手、49歳の貫録で、若い世代を圧倒してほしい!!
<<<<<<<<<<<<< 2打差の2位タイに高校生2人 >>>>>>>>>>>>>>
小木曽喬選手(富士可児、福井工大福井高2年) 147=76、71(36、35)
インからのスタートで3バーディ2ボギー35で折り返し、後半3番Hでエッジから5メートルを沈めバーディ。気分良くしたのもつかのま、5番Hで左に落とし、さらに3パットでダブルボギーをたたいてしまった。16番Hでバーディと意地を見せて、今日を1アンダー、通算3オーバーで2位タイにつけた。「昨日はバーディがなかったけど、今日は5バーディとれて、スコアになったと思います。去年は3日目を2位につけて最終組だったけど、大失速したんで、今回はそういうことのないようにしたい」。明るく朗らかな小木曽選手は、早くも最終日に向け、イメージを描き出したようだ。
北村聡馬選手(中部日本パブ、伊勢高3年) 147=73、74(39、35)
「フェアウェイには1回しかいかず、苦戦したけど、なんとかスコアがまとまってよかった。寄せワンの拾いまくりでした」と、ショットの乱れを強調した北村選手。それでも、ティーショットはドライバーにこだわって、使い続けた。昨年は日本アマに出場し、マッチまで進んだ自信を、明日からの2日間にぶつけていく。
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4位タイは木田選手の他にも、3人
高木康誠選手(鈴峰、大手前大2年) 148=77、71(37、34)
「パターが全部入ったんで、このスコアになった。悩まずに打ったら、入ったって感じです」。5バーディ4ボギーで、今日のベストスコアをマークし、33位タイから大きくジャンプアップした。
白石大和選手(名倉、栄徳高2年) 148=72、76(38、38)
「今日はだめ、パットが全然入らず、36パットでした。明日は、がんばります」
寺田紅黎斗選手(白山ヴィレッジ、三重高3年) 148=74、74(37、37)
「前半は9番Hのボギーのみ、後半になって、2ばーでぃ1ボギー1ダブルボギー。今日も18番Hで池に入れちゃいました。明日から、崩さないように行きたいです!!」
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首位と4打差から 決勝ラウンドに挑む
中学生のトップで決勝へ
岡崎錬選手(中部日本パブ、美濃加茂西中3年) 149=73、76(37、39)
「今日はショットがよくなくて、バーディは一つだけでした。このコースは初めてですが、うれしい。難しいけど、回っていて楽しいです!!」。昨年、中学2年生で日本アマ出場を果たした岡崎選手。身長が10センチ伸びて、スイングなど微妙なバランスが変わってきているが、ニコニコと笑顔を絶やすことない好少年である。
なお、今大会出場の中学生のうち、岡崎選手を含めて7人が決勝ラウンドに進出した。
ディフェンディングチャンピオンが、じわじわと上昇中
小野田享也選手(グランディ浜名湖、日大4年) 149=76、73(35、38)
インからのスタートで、10番Hで50cmのパーパットを外した。「あの時は泣けてきた」と小野田選手は振り返った。しかし、ディフェンディングチャンピオンは、しっかりと気持ちを切り替え、2バーディ1ボギーで18番Hへ。ところが、ここでまた、池ポチャの悲劇。ダブルボギーをたたいてしまった。後半に入って2オーバーのまま、最終9番Hになったが、ピン奥5メートルの下りをきっちり沈めた。「パー4で、今日初めてのバーディだった。明日につながります」。
木下大海選手(山岡、日大3年) 149=72、77(39、38)
アテスト会場で、がっくり肩を落とした木下選手だったが、全体もあまり伸びていないと聞いて、「明日から、また、気合入れます」と笑顔が戻った。