競技情報

2013.06.06

平成２５年度（第４６回）
中部アマチュアゴルフ選手権競技
開催日／平成２５年６月４日（火）、５日（水）、６日（木）、７日（金）
コース／三好カントリー倶楽部（西コース）
参加人数／１７１名（内欠場２名）　７３１５ヤード　ＰＡＲ７２
天候／第１日・晴れ、第２日・晴れ、第３日・薄曇り

第３日成績表・・・・・・

第４日スタート表・・・・

---

【第３日】

小木曽選手、勢いが止まらない。
粘るベテラン木田選手、首位に４打差のＶ圏内


薄曇り、気温２７度。決勝の１日目は、昨日トップだった新長隆弘選手（小松・大２）が８１と大たたきして１１位に後退。１０位内に高校生７人、中学生１人、大学生１人、そして４９歳の木田正彦選手（名張）が４位タイで頑張っている、壮絶なＶ争いになりました。とくにトップと４打差につけている木田選手は、明日の天候とコースコンディション如何では、もしかしたら逆転もあり得るかもしれません。百戦錬磨の「これぞトップアマのゴルフ」と唸りたくなる気骨のゴルフを期待しましょう。
トップの小木曽喬選手（富士可児・高２）は、勢いに衰えなく首位を奪取しました。パープレーを心がけた随所に“うまい”ゴルフを見せました。勢いに、うまさが加わったゴルフが４日目も維持できるかに注目しましょう。

２位の白石大和選手（名倉・高２）は、着実なプレーでＶを静かに狙っています。岩渕隆作選手（中部ジュニア）と一緒に今年の国体の愛知代表に選ばれています。その実績で自信あるプレーをすれば面白くなりそうです。
中学生の岡崎錬選手（中部日本パブ）、ディフェンディングの小野田享也選手（グランディ浜名湖・大４）も順位を上げていますので楽しみです。
明日は、最終日。上位１５人が日本アマチュアへ、上位３５人が中部オープンへ、それぞれ出場権が与えられます。


インタビュー

——-   今日のベストスコアは７２。２人がマーク  ——–

「流れに乗れた。粘れました」昨日２位から首位へ
小木曽喬選手（富士可児、福井工大福井高２年）　２１９＝７６、７１、７２（３６、３６）
前半２番Ｈ（５５５Ｙ、パー５）で、第２打が左の山の方へいってしまい、第３打はグリーン横、難しいアプローチを何とか寄せてパーが取れた。「ドタバタしちゃったけど、ガッツパーでいけた。今日はいけるかな、と流れに乗れた。２バーディ２ボギーのイーブンパーだったが、「粘りたいところで粘れた、入れたいパットが決まった」と小木曽選手。好調なショットもさることながら、「去年に比べて、マネージメントができるようになってきたと思う」と自身の成長を感じている。最終日の明日、初栄冠に向けて、その成長ぶりが試される。


「パターが入った。かみ（神）ってた」１５位タイから一気に浮上
岩渕隆作選手（中部ジュニア）　２２３＝７５、７６、７２（３７、３５）　４位タイ
「神ってる」という若者言葉に、岩渕選手の興奮が伝わってくる。なにしろ、本人もびっくりのパープレーでのホールアウトだったのだ。１番Ｈ（４２５Ｙ、パー４）はバンカーからバンカーに行ってしまってボギー。４番Ｈ（４２５Ｙ、パー４）も第２打が良すぎて突き抜け、５番Ｈのティーグラウンドの方まで行ってしまったが、４０Ｙまで寄せラッキーなボギーとした。「あのボギーで、急に楽しくなってきたんです」。７番Ｈ（５２５Ｙ、パー５）では苦手な８番Ｈの練習にと、第２打を３Ｗで打ったらナイスショットで思わぬバーディを奪った。続く８番Ｈ（２３０Ｙ、パー３）は、７番と同じように打てたから、パーをキープできた。後半に入り、１０番Ｈ（４３０Ｙ、パー４）で３０Ｙをチップインバーディ。１１番Ｈから１８番Ｈまでパーキープした。
「いつも練習させてもらっている石田さんのグリーンをきれいに掃除したのが、良い結果につながったかな」と岩渕選手。白石選手とともに国体少年男子愛知県代表である高校２年生は、今日のラッキーを明日につなげていく。


「１６番Ｈでバーディ取れました！」
白石大和選手（名倉、栄徳高２年）　２２１＝７２、７６、７３（３７、３６）　２位タイ
「去年の最終日に一緒させていただいた木田さんと、一緒に回れたのが嬉しかった」と白石選手。「パットが昨日よりもよく入ってくれた。そして、１６番Ｈ（１９０Ｙ、パー３）で４メートルのパットが決まってバーディが取れたのがすごくうれしい」と三好ＣＣの名物ホールを攻略できたことを何より喜んだ。「明日は？」と尋ねると、即座に「日本アマに行きます！！」。


＝＝＝若手に負けていられない！！　大人たちが奮闘＝＝＝
木田正彦選手（名張）　２２３＝７３、７５、７５（３９、３６）　４位タイ
初日から上位を譲ることなく、がんばり続ける４９歳、木田選手。今日も若い選手と回りながら、スコアをまとめてきた。「出だしで、ボギー、ボギー、ダブルボギーとしちゃって、どうなるかと思ったけど、後をしのげたよ。この三好はコースレートが７５だから、７５ならいいなと思って回ってる。難しく考えてもしかたないからね」と、さすがにベテランの攻略だ。４位タイからの最終日が大いに楽しみ！！


榊原吉規選手（知多）　２２７＝７２、８０、７５（３７、３８）　１２位タイ
「昨日は３３パット、今日は２７パット。今日の方がちょっといい分、まとまったかな。ちょっと疲れてきたけど、あと一日、がんばるよ」。３３歳。


酒井佳樹選手（ザ・トラディション）　２２９＝７６、７８、７５（３８、３７）　１６位タイ
「パットが入ってくれて、パーをキープできたことかな」と今日を振り返った４０歳。「でも、もう、いっぱいいっぱいだよ。寝る時間が減っちゃって・・・」。４日間競技の大変さは、仕事人にとっては並大抵ではない。酒井選手も同じ。初日も今日も競技後に仕事へ向かっていった。


須田繁之選手（ぎふ美濃）　２２９＝７９、７５、７５（３９、３６）　１６位タイ
「１メートルは入るのに、３０ｃｍ、４０ｃｍが入らなかったよ」と残念がった須田選手は３７歳。若手選手が台頭する中で、がんばる大人の一人だ。同組の若者に、「むちゃ飛んでます」と言われるほどの、飛ばし屋。明日も豪快に飛ばして、大人の貫録を見せていく。