[2013]中部ミッドシニア 第2日成績表・記事
2013.09.20
第20回 中部ミッドシニアゴルフ選手権競技
開催日/平成25年9月19日、20日
会場/タートルエースゴルフ倶楽部
距離/6477ヤード PAR72
参加人数/179名(内欠場12名)
天候/第1日・・・快晴 第2日・・・快晴
【第2日】
五十川選手が通算3オーバーでCGA競技初タイトル。
2位に3打差をつけ、快勝
中部ミッドシニアは、第2日も秋晴れ、絶好のゴルフ日和となりました。第1日の結果、決勝ラウンドに進出した115人は、優勝はもちろん、17人に与えられる日本ミッドシニアゴルフ選手権の出場権をかけ、残りの18ホールに向かっていきました。
タートルエースGCのグリーンをいかに制すか。傾斜、アンジュレーション、そして、昨日に増して、難しくなったピンポジションは、選手たちに、3パットのボギーを余儀なくしていました。
前半は最終組を中心に拮抗したゴルフが展開され、9番Hを終えた時点では、五十川康雄選手(六石)が通算2オーバーで首位、坂田完治選手(額田)と小川竹男選手(上石津)、春日井修選手(ニューキャピタル)が通算3オーバーで2位タイ、さらに田中健治郎選手(大垣)が通算4オーバーで4位に続きました。ところが、後半に入ると、状況は一転。ホールが進むごとに、スコアを崩す選手が出始めました。そんな中、ただ一人、パーをキープする五十川康雄選手(六石)がついに独走状態に。それは最後までかわることなく、五十川選手が通算3オーバー(147)で2位に3打差をつけ、勝利を手にしました。
五十川選手にとっては、CGA競技での初めてのタイトルになりました。
昨年優勝の春日井選手は、通算6オーバー(150)で2位に。初日首位の坂田選手は通算9オーバー(153)で10位タイでした。
また、今日の結果、通算154ストロークまでの17人に、11月11日(月)12日(火)に千葉県の京葉カントリー倶楽部で開催される日本ミッドシニアゴルフ選手権競技への出場権が与えられました。
入賞者(敬称略)
1位 五十川康雄(六石) 147=72、75
2位 春日井修(ニューキャピタル) 150=75、75
3位タイ
青山八郎(三鈴) 151=78、73
山川敬止(中部日本パブ) 151=76、75
5位タイ
大嶋政務(さなげ) 152=79、73
中村勇(三重) 152=76、76
森俊光(岐阜) 152=76、76
柴田正(日吉) 152=75、77
吉川廣司(岐阜北) 152=75、77
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<インタビュー>
「マイペースでやれたことが良かった」
五十川康雄選手(六石) 優勝 147=72、75(38、37)
第1日をイーブンパー2位として最終組でスタート。3番H(538Y、パー5)で第1打を大きく右に曲げたが土手にぶつかり、池を免れた。そして、第3打は左のラフからで、今度は左のOBラインの方へ。ところが、このボールが運良く木に当たりセーフ。ピン上2メートルにアプローチし、2パットを要したがボギーでくぐり抜けた。このホールを、五十川選手も「ついてるな。今日は運があるのかも」と感じたと言う。その後も乗せて2パットのパーをしぶとくキープ。7番Hで坂田選手がボギーをたたいて、ここで五十川選手・坂田選手が通算1オーバーで並んだ。続く8番H(158Y、パー3)は、五十川・坂田選手ともにボギー、9番H(513Y、パー5)で五十川選手は左の木の後ろからの第3打をグリーン奥20メートルのカラーへ。そこから絶妙なタッチでカップ横までパットし、手堅くパーをキープできた。通算2オーバーで首位タイとし、気分よく後半に向かった五十川選手は、13番H(376Y、パー3)で3パットしボギーをたたくも、14番H(515Y、パー5)で2オン、5メートルを2パットでバーディとして再度通算2オーバーに戻した。18番Hのティーグラウンドで、2位の春日井選手と4打差あることを確認したという。ラクな気持ちで臨んだ18番Hは1メートル残したパーパットを沈めることができずボギーとしたのはご愛嬌。終わってみれば、独走の初優勝であった。
「今日もグリーンが難しかったですが、マイペースを貫けたことがよかったな、と思います」と五十川選手。実は、友人で、先週行われた中部グランドシニアの優勝者であり、中部ミッドシニアのタイトルも持つ後藤弥平さんから昨日電話をもらい、「明日はマイペースでやれよ」とアドバイスを受けたのだとか。「これで、先輩たちの仲間入りができて、本当に嬉しい」。
36歳から友人にすすめられてゴルフをはじめ、31年目の67歳。5年前には脳腫瘍の手術を受けたが、術後の競技で、三重県シニアオープンのミッドシニアの部優勝、昨年(2012年)は中部日本ミッドシニアパブリックで優勝するなど、今は元気そのもの。運送会社経営者で仕事は現役、ゴルフを楽しむために、早寝早起きを心がけているという五十川選手のこれからの目標は、「一日でも長く、元気にゴルフがしたいですね」。
「日本ミッドシニアまで1ヶ月。楽しみです」
春日井修選手(ニューキャピタル) 2位 150=75、75(36、39)
昨年の覇者、春日井選手は、追い上げ切れず、2位にとどまった。「腰痛でスイングがひどいので、みなさんに迷惑をかけたのではないかと・・。ショットが良くなかったかわりに、パットはまずまず。3パットは1回ですみましたよ。良く回れたと思う。こんな体調なんで、今年は日本ミッドシニア一本に絞ってましたから、出場権が取れて嬉しい。一ヶ月後は,少しでもいい状態で出場できるように養生します」。
3位タイ
青山八朗選手(三鈴) 151=78、73(37、36)
「17番H、18番Hと連続バーディが取れたのが結果に繋がりました」。70歳。
山川敬止選手(中部日本パブ) 151=76、75(39、36)
ホールアウトした時は「このスコアじゃ通らないね」と嘆いていたが、なんの、3位タイと堂々の入賞となった。70歳。
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「今日はいつものゴルフになりました」
坂田完治選手(額田) 10位タイ 153=71、82(40、42)
初日ただ一人のアンダーパーで首位となり、CGA競技で初めての最終組。落ち着いたスタートを切った坂田選手だったが、3番Hで3パットのボギーをたたいた。そして、7番Hから9番Hまでを連続ボギーとしてしまい、前半を通算3オーバーで折り返した。この時は、まだ2位タイだったが、後半に入っても、なかなかパットが決まらず、ずるずると後退した。最終18番H(388Y、パー4)では第2打をピンを狙う好調なショットで、ピン下4メートルにつけバーディチャンス。しかし、そこから今日のパッティングを象徴するかのような3パットとして、今日を82、通算9オーバーでホールアウトした。「今日はヒゲを剃って張り切って来たんですけど、いつもの自分に戻ってしまいましたね。パットがことごとく入りませんでした」と、思うに任せなかった一日を振り返った。それでも、10位タイにとどまり、70歳での日本ミッドシニア出場権を獲得した。
インスタートから見事に日本ミッドシニア出場権を獲得
中村行宏選手(名古屋) 16位タイ 154=81、73(36、37)
日本ミッドシニア出場権17人の中に,通称裏街道、インからスタートした中村選手がいた。今日のベストスコア・73をマークして、大きくジャンプアップして来たのだ。「今日はもちろん、出場権を狙って、頑張ろうと思って来てましたが、まさか、取れるとは!!」。マッチングで通算154の9人の中から決まる2人に入った。
前半を1バーディ2ボギーの37で後半へ。3番H(376Y、パー5)でシャンクと3パットでダブルボギーをたたいたが、6番Hからミラクルが始まった。6番H(359Y、パー4)は上からの8メートルのバーディパットが決まる。7番H(421Y、パー4)は2メートルのスライスラインが決まりパー。8番H(158Y、パー3)はグリーン手前の崖に落ち、赤杭内からのショットがピン上17メートルへ、それが入ってパー。9番H(513Y、パー5)はピン手前12メートル、カラーからの上りパットが決まりバーディ。同組の選手たちからも「ものすごかった。びっくり。ミラクル!」と大絶賛されるほど。ゴルフ歴40年のベテラン、国体愛知県代表や世界シニアなど経験豊富な中村選手だが、65歳になり、ミッドシニアは初出場、そして手に入れた出場権。日本ミッドシニアでも底力のあるゴルフを!!
日本ミッドシニア出場資格者