[2013]佐々部杯 2R成績表・記事
2013.11.29
第35回 佐々部杯ゴルフ選手権競技
開催日/2013年11月28日(木)・29日(金)
会 場/南山カントリークラブ
距 離/7034ヤード PAR72
参加人数/116名(内欠場2名)
天 候/第1日・曇り、第2日・晴れ
【第2日】
高2の小木曽喬選手(富士可児)が7アンダーで圧勝
今季4冠は、CGA史上初の快挙
今朝の気温はマイナス1度と冷え込み、芝は霜で一面真っ白でしたが、降り注ぐ穏やかな日差しがあっという間に霜を溶かしてくれました。まさに、CGA主催競技の最終戦にふさわしい心地よし寒さの中で、決勝ラウンドが行われました。
競技は、第1日を67とし、2位に5打差をつけた小木曽喬選手(富士可児:福井工大福井高2年)が今日もピンを狙う安定したショットとパッティングを武器に、危なげないゴルフを展開し、スコアを2つ伸ばして通算7アンダーで圧勝。2位の酒井佳樹選手(ザ・トラディション)に実に11打差をつけました。この優勝で、小木曽選手は、今年度の中部ゴルフ連盟主催競技のうち、中部アマ、中部オープン・ベストアマ、中部ジュニア・15~17歳の部に続く4冠目を達成。同じ年での4冠は、連盟史上初の快挙です。
表彰式では、優勝から5位までの選手にトロフィーや盾が贈られた他、中部日本放送から副賞が、また、優勝者にユピテル賞が贈られました。
今回の佐々部杯では、出場選手に中学生5人をはじめ10代が14人、20代4人、30代15人、40代44人、50代27人、60代11人、70代1人という年齢内訳でした。さらに表彰された5人のうち4人はジュニアと学生が占めました。
<表彰の選手成績>敬称略
優勝 小木曽喬(富士可児) 137=67、70(35,35)()
2位 酒井佳樹(ザ・トラディション) 148=72、76(39、37)
3位タイ 田中伸乃輔(平尾) 149=77.72(36、36)
3位タイ 竹中智哉(知多) 149=77、72(35、37)
5位 荒木彰崇(リオフジワラ) 150=76、74(36、38)
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優勝
「憧れは川村昌弘プロ。ああいうゴルフがしたい」
小木曽喬選手(富士可児:福井工大福井高2年) 137=67、70(35、35)
2位と5打差でスタートし、1番H(419Y、パー4)で50センチほどのパーパットをいきなり外した。「普通に打ったつもりだったんですが、はずしちゃって、笑っちゃいました」。酒井選手もボギースタート、いちばん遠かった藤井靖啓選手(クラウン)はパーで差が縮まるのかという思いもちょっとよぎったが、それは小木曽選手の心には響かないミスだった。続く2番H(552Y、パー5)で4メートルのバーディパットを決めてからは、堅実にパーを重ねる。そして、7番H(177Y、パー3)でピンの左2メートルからのバーディを決め、8番H(388Y、パー4)でも第1打を左のカート道にそらしたが、第2打を林越えのショットでピン左80センチにピタリと決め、バーディとした。9番Hで2メートルのパーパットを外したが、前半を35で終えた。後半は苦手だという12番H(221Y、パー3)もパーとするなど、パーキープを続ける。そして、16番H(498Y、パー5)で「いちばんよかった」というドライバーショットを放ち、ピンから3.5メートルに2オン、カップ手前でボールが切れてイーグルはずしのバーディを奪い、通算7アンダーとしたのだ。
2日間のゴルフは終始安定していた。同組の酒井選手も「ものすごく、上手い」と大絶賛するほどのアプローチとパッティングだが、小木曽選手は「今日は2アンダーを目標に、できたら60台を出したいと思ってました。アイアンは調子いいので、マネジメントすることを言い聞かせて回りました」と語った。
小木曽選手の憧れは、高校の3年先輩の川村昌弘プロ。中学3年で福井高に転校し、その時、すでに注目されていた川村先輩のゴルフに憧れた。これまでに2回程、練習ラウンドで一緒にまわったことがあるが、「とにかく凄いんで、真似したいところがいっぱいあります。球を曲げる勇気、というか、感性で打つスタイルが好きなんです」と川村プロの話になると目を輝かせる。その先輩の記録を塗り替え、中部ゴルフ連盟主催競技4冠を果たした小木曽選手は、現在JGAナショナルチーム候補生。来シーズンに結果を残すことで、チーム入りも夢ではない。
2位
酒井佳樹選手(ザ・トラディション) 148=72、76(39、37)
「まあ、思ったようにはいかなかったですが、あんなもんでしょうか」と自身の今日を振り返りつつ、小木曽選手のゴルフを褒めちぎっていた。
3位タイ
田中伸乃輔選手(平尾:豊橋市桜丘中2年) 149=77.72(36、36)
今日を72で回り、3位に浮上した。「1番Hでいきなりチップインバーディがとれました。全体としてはよかった」。
3位タイ
竹中智哉選手(知多:名商大2年) 149=77、72(35、37)
「9番H(436Y、パー4)で左の木の後ろから200Yの第2打をクリークで打ったら、入っちゃった。イーグルでした。今日はまずまずでしたが、昨日が悪すぎた。悔やみますね」。竹中選手も72で回り、昨日の13位タイから入賞へ。
5位
荒木彰崇選手(リオフジワラ:四日市大4年) 150=76、74(36、38)
「2日間ともいいような悪いような・・・。今日も5バーディ取れたけど、ダブルボギーもありました。全体にはパッティングがよかったかなあ」。
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<今日を72で回り、順位を上げました>
●三浦宗樹選手(豊田) 9位タイ 153=81、72(38、34)
3バーディを奪取した三浦選手は、「アプローチが寄って、パットが入ってくれました」。36位タイから大きく浮上。
●金子健也選手(津C) 13位タイ 154=82、72(36、36)
40位タイから13位タイへ。