[2016]中部ジュニア本戦(2R成績表)・記事

2016.07.27

平成28年度(第42回)中部ジュニアゴルフ選手権競技、本戦2日目成績表を掲載します。

平成28年度(第42回)中部ジュニアゴルフ選手権競技

開催日/平成28年7月26日(火)、27日(水)
会 場/東名古屋カントリークラブ(東コース)
参加人数/男子15歳~17歳の部58名、女子15歳~17歳の部28名
男子12歳~14歳の部51名、女子12歳~14歳の部25名
距離/PAR72
男子15歳~17歳の部6784ヤード、女子15歳~17歳の部6155ヤード
男子12歳~14歳の部6459ヤード、女子12歳~14歳の部6155ヤード
天候/第1日=雨、第2日=曇りのち晴れ

【第2日成績表】

男子15歳~17歳の部・・・・・button_report_result

男子12歳~14歳の部・・・・・button_report_result

女子15歳~17歳の部・・・・・button_report_result

女子12歳~14歳の部・・・・・button_report_result

4部門中3部門で、初日のリードを保ち、初優勝

男子15~17歳・・若原亮太選手(岐阜聖徳学園高3年)
女子15~17歳・・福岡靖菜選手(福井工大福井高2年)
男子12~14歳・・金子駆大選手(名古屋市立南光中2年)

女子12~14歳の部は、中田寧々選手(能見市立寺井中2年)が逆転勝利

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(写真左から、中田選手、金子選手、若原選手、福岡選手)

昨日の雨から一転、午後からは快晴、蒸し暑い日となった決勝ラウンドが終了。今年の中部ジュニアの覇者が決まりました。
今年の中部ジュニア地区予選には4地区で566人が参加、激戦を勝ち抜いた162人が本戦に出場しました。会場は、東名古屋カントリークラブ 東コース。毎年恒例のコースでの戦いでしたが、今年も、 昨年(西コースで開催)に続き 、担ぎスタイルではなく、乗用カートをボランティアが移動させる方式(昨年はキャディー)を採用しました。

DSC09657 競技は、男子15~17歳の部は若原亮太選手、 男子12~14歳の部は金子駆大選手が、それぞれ首位でスタートし、今日も順調にスコアを伸ばして優勝。女子15~17歳の部は最終ホールまでもつれこむ接戦を制し、福岡靖菜選手が勝利。さらに女子12~14歳の部は首位と1打差でスタートした中田寧々選手が逆転勝利。すべての部門で、優勝者が初の顔ぶれとなりました。
また、各部門とも、日本ジュニアへの出場権獲得が熾烈で、例年のことながら悲喜こもごもの光景がアテスト会場で見られました。

●カート運搬のボランティアは42名。
DSC09667中部アマゴルフ研修会、中部学生ゴルフ連盟、選手父兄、トーナメントボランティアから42名がボランティアとして活躍しました。

廣瀬1<優勝インタビュー>

★男子15~17歳の部★

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初日6アンダーで首位の若原選手、2打差4アンダーの桂川有斗選手(ルネサンス豊田高3年)、2アンダー4位スタートの鈴木滉世選手(栄徳高1年)が前半を終えて、通算6アンダーで並んで折り返した。後半に入り、若原選手がバーディを決めてスコアを伸ばす。一方、桂川選手、鈴木選手はボギーをたたくなどでスコアを落とした。終始、安定したプレーを続けた若原選手が通算8アンダーでフィニッシュ。初優勝となった。初日1オーバーで出遅れた木村太一選手(福井工大福井高3年)が2イーグルを決めるなど66をマークして通算5アンダーとし、2位タイに食い込んだ。通算148ストロークまでの14人が日本ジュニアへの出場権を得た。14人目は決勝ラウンドのスコアで決定した。

ウエッジの精度を磨いて、通算8アンダー
若原亮太選手(岐阜聖徳学園高3年) 136=66、70(36、34)

th_DSC_3727「今日はティーショットをフェアウェイに置くことを一番大事にした。もともとドライバーはいいので、ほとんどドライバーで攻めました」。2日間ともリードを守って初優勝を飾った若原選手は、今年のCGA強化育成指定選手の一人。先月行われた強化合宿で、トラックマンによるショットチェックを行ったとき、自分の弱点が短い距離の精度が低いとデータに現れたことを知った。若原選手は、その後、PW、52度、58度に絞り、50Yから110Yまで10ヤード刻みのショットの練習に明け暮れたという。「数字で欠点が見えて、課題が明確になったことで、練習もはっきりしてきました。その成果が、スコアに出たことがスゴく嬉しい。一番変わったのは、気持ちです。自信が持てるようになったことです。今までは、気持ちで負けていたと思うんです」と、自己分析した。「強化選手に選ばれて、本当によかった」。中部アマで不本意な結果で日本アマに行けなかった悔しさを、日本ジュニアで爆発させて欲しいもの。自分に必要なものが何かを知った若原選手は、この2ヶ月でひと回りもふた回りも成長している。

★女子15~17歳の部★

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2アンダー福岡選手を首位に、1打差1アンダーに神谷奈恵選手(星城高1年)、さらに1打差イーブンパーに中川成美選手(福井工大福井高1年)、1オーバーに名和良枝選手(四日市農芸高3年)と吉本七海選手(福井工大福井高3年)と続きスタートした決勝ラウンドは、前半を終え、福岡選手が通算1アンダーで首位キープ、通算イーブンパーで吉本選手、通算1オーバーで神谷選手、名和選手、さらに千葉華選手(ルネサンス豊田高2年)の3人が並ぶ展開。後半に入ってからは、ますます混戦となった。17番Hを終えた時点では、福岡選手と神谷選手が通算1アンダーで首位タイとなり、最終18番H勝負となった。そして、第1打。福岡選手はフェアウェイをキープし、ピン上1メートルにオン。一方、神谷選手は第2打をグリーン手前にショート、ピン奥2.5メートルに3オンした。先に打った神谷選手はパーが決められずボギーとしたのを見て、福岡選手はパットしたがボールは無情にもカップに蹴られ、パーフィニッシュ。通算1アンダーでの初優勝となった。この18番Hでバーディをもぎ取った中川選手が通算イーブンパーで日本ジュニア4人目に名乗りを上げた。残りの二人は、千葉選手と吉本選手に決定した、神谷選手は残念ながら出場権を逃した結果となった。

カップに蹴られ続けて、通算1アンダー
福岡靖菜選手(福井工大福井高2年)  143=70、73(37、36)

th_DSC_3682「今日は1メートル2メートルのパットが全く入らなかった」と振り返った福岡選手は、2番Hでボギーをたたいただけで後はすべてパーキープ。とはいえ、最後の18番Hの1メートルスライスラインがカップに蹴られたのが象徴的で、同じような蹴られ方が後半の12H、14Hにも。「全部スライスラインでした」。スコア的には決して満足できるものではなかったが、優勝を心から喜んだ。 昨年の中部女子アマに続くビッグタイトル。 同級生の吉本選手、後輩の中川選手とともに日本ジュニア行きを手にし、「CGA強化選手でも一緒だし、いつも一緒にいる仲間と行けるのが嬉しい。高校最後に、日本ジュニアで優勝したい!!」強化選手のご褒美として、今週末に、福岡選手と中川選手の2人が、浜松のスコッティキャメロンスタジオに連れて行ってもらう。「パッティングをしっかりとチェックしてもらってきます」。

★男子12~14歳の部★

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初日3アンダーで首位に立った金子選手は前半をイーブンパーとして通算3アンダーをキープし、首位のまま折り返した。1打差で2位スタートした北國譲斗志選手(金沢高岡中3年)は前半38で通算イーブンパー、代わって順位を上げてきたのが、通算1アンダーとした竹内優騎選手(天神中2年)と湯原光選手(西成東部中1年)だった。後半、金子選手は1番H、4番H、8番Hでバーディを奪取し、後続を突き放した。最終9番Hでボギーとしたが通算5アンダーで初優勝を決めた。2位には通算3アンダーで竹内選手、3位には通算2アンダーで湯原選手が入った。通算149位までの上位9人が日本ジュニア出場権を得た。なお、 竹内選手は昨年の日本ジュニアで5位タイをマークしてシード権を獲得しているため、繰り下げとなった。

「パットが良かった」通算5アンダー
金子駆大選手(名古屋市立南光中2年) 139=69、70(34、36)

DSC09748「今日はここで入れなきゃと思ったパットが入ってくれました」と好スコアを振り返った。勝負のポイントなったのは、2番H(163Y、パー3)で、「15Yのアプローチをショートしてしまって、3メートルに付けたパーパットが決まったこと」。小学生の頃から活躍してきた金子選手だが、CGAでの優勝は初。今は172cmに身長も伸び、260Yまで飛距離も伸びてきた。「目標は、日本ジュニアでシードを取ること」ときっぱり。

★女子12~14歳の部★

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2オーバーの生駒莉彩選手(御田中3年)を首位に、1打差で長谷川せら選手(稲葉中2年)、中田選手が、さらに1打差で神谷そら選手(土岐津中1年)が続き、最終組でスタート。前半を終えた所で、中田選手が35、通算2オーバーに伸ばして首位に立った。2位は生駒選手で通算4オーバーと2打差だったが、後半1番Hでなんと、中田選手がイーグルを決め、一気に通算イーブンパーとした。その後も、中田選手が安定したプレーを展開し、終わってみれば、2位とは5打差をつけ圧勝だった。日本ジュニアへは最終組の4人が出場権を獲得した。

逆転勝利。終わってみれば2位に5打差
中田寧々選手(能見市立寺井中2年) 145=75、70(35、35)

th_DSC_3687「北陸での地区予選は下から2番目、ギリギリで通過してきました。まさか優勝するなんて、信じられない」とニコニコの中田選手。イーグルは、残り50Yのアプローチが手前からころころとはいったとか。「今日は、クラブに助けられました。強すぎるかなというパットが入ったり、イーグルも58度がきれいに当たったし・・。優勝を意識したら、ドキドキが止まらなかった。落ち着くのに大変でした」。

<会場&競技 photo>