[2016]中部女子シニア・女子グランドシニア 成績・記事・インタビュー掲載
2016.09.21
平成28年度(第16回)中部女子シニアゴルフ選手権競技/(第3回)中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技の総合成績表を掲載します。
中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技の成績表を掲載しました。
中部女子シニアゴルフ選手権競技の成績表を掲載いたしました。
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平成28年度
(第16回)中部女子シニアゴルフ選手権競技
(第3回) 中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技
開催日/平成28年9月21日(水)
会 場/岐阜カンツリー倶楽部
距離/女子シニア・女子グランドシニア 5846ヤード PAR73
天候/曇り時々小雨
女子シニアは太田明美選手(西日本セブンスリー)、
女子グランドシニアは篠田富美子選手(鈴峰)
ともにプレーオフで初勝利
強い台風16号が中部地方を駆け抜けた翌21日、中部女子シニア・中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技が岐阜県の岐阜カンツリー倶楽部で開催された。
★女子グランドシニア★
朝から霧雨が降り続く中、競技は60歳以上の女子グランドシニアの部からスタート。アウト2組目の北原治美選手(名古屋グリーン)が81で首位に立つと、続いてイン5組目の篠田富美子選手(鈴峰)も81でホールアウト。勝負は二人のプレーオフに突入した。10番ロングホールで行われたプレーオフ。篠田選手は左から攻めて第3打でグリーン手前5ヤードへ。一方、北原選手は第1打からショットが安定せず、3打でグリーン手前50ヤード。さらにそこから寄せられず2パット、ボギー。篠田選手はアプローチで2メートルに寄せパーをキープ。篠田選手の初優勝が決まった。
女子グランドシニア入賞。左から2位/北原治美選手(名古屋グリーン)、優勝/篠田富美子選手(鈴峰)、3位/山田伸子選手(法仙坊)
★女子シニア★
50歳代の女子シニアの部は、79でホールアウトした大村洋子選手(春日井)と井田千帆選手(スプリングフィールド)が並んで首位に立っていたが、太田明美選手(西日本セブンスリー)が1打上回り78でホールアウト。しばらくすると、勅使河原靖子選手(富山)も同じく78で上がってきて、こちらもプレーオフ決着となった。女子シニアのプレーオフは1番Hで行われた。二人ともに第1打は左へ。勅使河原選手はウッドでグリーン手前3ヤードに運んだ。太田選手は第2打をグリーン手前30ヤードにショートしたが、アプローチで左1ピンにつけた。片や、勅使河原選手はアプローチでかんでしまい、ピンまで5メートルのパットを残した。そして、皆の注目となったパットの勝負。太田選手がスライスラインをしっかりと読み切り、パーパットを沈めて、勝ちを握った。
女子シニア入賞。左から、3T/大村洋子選手(春日井)、2位/勅使河原靖子選手(富山)、優勝/太田明美選手(西日本セブンスリー)、3T/井田千帆選手(スプリングフィールド)
女子シニアと女子グランドシニアあわせた総合の部の結果、82ストロークまでの18人に、10月27日(木)28日(金)に志摩シーサイドカンツリークラブで開催される日本女子シニアゴルフ選手権競技への出場権が与えられた。
日本女子シニアへの出場を決めた18人。太田明美(西日本セブンスリー)、勅使河原靖子(富山)、井田千帆(スプリングフィールド)、大村洋子(春日井)、宮本万里世(伊勢)、北原治美(名古屋グリーン)、佐々木祥子(レイク浜松)、篠田富美子(鈴峰)、岩佐洋子(セントクリーク)、川本あつ子(明智)、菊川由美子(白山ヴィレッジ)、寺澤美保子(法仙坊)、阪本知子(レイク浜松)、山田伸子(法仙坊)、堀田裕美子(東名古屋)、嘉多チカ(榊原)、松久悦子(岐阜関)、岡本初世(緑ヶ丘)。以上敬称略。写真中央は澤田康夫CGA専務理事。
<インタビュー>
女子シニア 優勝
「プレーオフでは頭が真っ白になってた」
太田明美選手(西日本セブンスリー) 78=39、39
プレーオフを振り返り、太田選手は「なんだか頭が真っ白で、どこにボールが行ったかわからないほどでした。勝てて、本当に良かった」と興奮気味に話した。というのも、太田選手といえば、実業団女子ダブルスでは、伊勢赤十字病院の同僚である菊川由美子選手とペアを組んで、もう何度も全国制覇をしている知る人ぞ知るゴルファーなのだが、今年にはいって、今ひとつゴルフがまとまっていなかったのだ。「ラウンドでは、1メートルくらいを外して78でしたが、この1打で日本には行けないんじゃないかと心配でした。ここ最近は、ボロボロだったんですよ。でも、菊川さんにアドバイスをもらって、ウッドのシャフトを軽いのにしたら、よく飛ぶようになったんです。今日はその成果かと・・・」と、ようやくホッとした、という笑顔。病院では看護士として夜勤もしっかりとこなしている太田選手は51歳。「ゴルフも仕事も負けないように頑張っているつもりです。菊川さんも一緒に日本へ行けるので嬉しい」。意外にもCGA主催競技では初めての優勝をひっさげ、次は日本女子シニアで頂点を狙う。
「上出来のゴルフでした」
勅使河原靖子選手(富山) 78=38、40 2位
日本女子シニアに行けたらいい、という気持ちで、今回参加した勅使河原選手。思わぬ(?)プレーオフとなり、「負けてしまいましたけど、今日は上出来のゴルフができました。日本女子シニアに行けるので満足しています」。
女子グランドシニア優勝
「一日、いいゴルフができました」
篠田富美子選手(鈴峰) 81=40、41
「今日は同組の人たちがいいゴルフをしていて、締まったプレーができたことでスコアがまとまりました。ショットは右や左にぶれてましたが、3パットが1回だけ、それもよかったです」と篠田選手は、CGA主催競技初優勝を喜んだ。61歳の篠田選手がゴルフを始めたのは31歳の時。それまでは、なんと、自動車レースの全日本F3レーサーとして男子と同じ土俵でレースをしていた異色のヒト。「クルマもゴルフもそうですが、勝負が好きなんですよね。競技はもちろん、どんなことでも勝負にしちゃう性格で、例えば、好きな編み物も何分でここまで仕上げる、とか考えます(笑)」。日本スポーツマスターズ三重県代表には何度も選ばれており、今年も秋田大会に出場した。
「イーグルも取れた。アイアンが良かった」
北原治美選手(名古屋グリーン) 81=41、40 2位
14番のショートホールで1メートルにつけバーディを決め、次の15番ロングホールで、残り108ヤードを9番アイアンで打った第3打が直接カップイン、イーグルを奪った北原選手。「今日はドライバーとパターが悪かったけど、アイアンがとても良かった。あのイーグルは自分でも驚いたけど、その後、ボギーやダブルボギーをたたいてしまった。攻めた結果だから仕方ないですね。プレーオフは、相手がパットの上手い篠田さんだったので・・。負けましたけど、あの内容でスコアがまとまったことが嬉しい」。北原選手の想いは既に10月の日本女子シニアに向かっていた。
◇◆競技会場風景◇◆